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問題を分解するのも、整理するのも、本質的には同じ

いま一時的に仕事が忙しく、ややパンクぎみである。時期的なものに加え、自分の職位が若干あがったことなど、いろんな要因が複合的にからみあった結果ではあるのだが。

毎日9時すぎまで働いているが、しかし一向に仕事が減っていかない(もっと働いている人はいるだろうし、自分も過去の職場ではもっと働いていたこともあるのだが、そんなことを言っても仕方がない)。

肉体的にしんどいというよりは、単純にタスクの量が多く、現状が把握しにくい状態である。よく「マルチタスクは効率が悪い」というが、かなりの量のタスクを同時並行で回しているため、非常に混乱している。

一応、抜け漏れのないように、タスクが発生するたびにタスクリストに書きつけているのだが、ある日数えたら行数が60行を超えていた。ここまでくると、もはや一覧で把握することができず、タスクリストの意味を成していない状態である。

さすがにこれではまずい、と思ったので、ちょっとやり方を変えることにした。

困難は分割せよ、という言葉がある。いろいろな人が唱えているが、元ネタはルネ・デカルトの「方法序説」らしい。これは非常に有効な方法で、途方もなくつかみどころのない複雑な問題も、いくつかのパーツに分け、分かれたパーツをさらに分割していくと、小さな問題に分解することができる。

そうやって、複雑な問題を、「扱いやすい問題」に変えていく、というのが主旨である。しかし、これは大きく複雑な問題を解決するアプローチとしては有効だが、こまごまとしたタスクが積み上がっているような場合、また違った考え方が必要になる。

いまの僕の場合、必要なのはそれとは正反対のアプローチである。つまり、バラバラになった問題を分類し、まとめ直し、整理することが必要だと感じている。

たとえば、いま目の前に100個のバラバラのタスクがあると、あまりの膨大さにクラクラしてくるが、3〜5のグループに分類し、さらにその中で3〜5のグループに分けていけば、かなりまとめることができる。

そうやってグループに分類していくと、かなり全体像が整理され、優先順位もグループ単位でつけやすくなる。特記すべきは一覧性で、全体を見ながら、いま本当に自分がやるべきことが見えてくるように思う。

忙しいながらも時間をとってやってみたところ、頭にもやがかかったようにボンヤリしていたのが、急に視界が開けたようにクリアになったので、「整理する」ってこういうことなんだろうな、と当たり前のことに気づいた次第である。

ツールとしてはマインドマップツールを使っているのだが非常に有効だと感じる。これを使ってタスクを整理している。まあ、こういうのも考え方ですね。

https://checklist.gakumon.jp/entry/mindmap-todo-management


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