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日記本を書き始めた

先日参加した文学フリマが結構楽しかったので、来年は自分も出店者側で参加してみたいなと思った。やはり、インターネットで文章をアップするだけでも楽しいことは楽しいけれど、お金をかけて本にして、それを手売りするのっていいよな、と思ったのである。

もともとアマチュアで音楽をやっていたので、CDを作って販売するということはずいぶんやったのだけれど、価格は1枚あたり1000円で売っていた。本の場合はCDよりも原価が高いのだが、みんな600円とか、1000円以下で売っていたので驚いた。

聞いてみると、原価割れしている本も多いのだという。原価割れするということは、売れば売るほど赤字になるということだ。それはしんどい。

来年の参加に向けて、さっそく本を書き始めた。いろいろと考えたのだが、ジャンルは日記本である。今回、日記本を何冊か買ってみて、なかなか面白いと思ったからだ。

日記といっても、具体的な日付を入れるのではなくて、「2023年11月」みたいにちょっと大きなくくりで、トピックを分けて出していきたいな、と。だいたい月あたり1万字書くことにして、来年10月ぐらいに脱稿することを考えると、まあだいたい10~11万字ぐらいだろうか。A5版の本にすることを想定すると、230ページぐらいになるようだった。それなりの分量である。

簡単に見積もりをとってみると、1000円で販売すれば赤字にはならなそうだった(参加費、交通費などは勘定していない)。

別に利益が欲しいわけではないけれど(というか、利益なんて出てもたかが知れているので、普通に仕事を頑張ったほうが割りがいい)、出せば出すほど赤字が膨らんでいくというのも大変なので、せめて製本代ぐらいはカバーできるような価格設定にしたいと思っている。そこらへんは、人によって考え方が分かれるところだろう。

毎日こうして記事を更新しているのに、まだ書くことがあるのか? という感じではあるが、考えてみると結構ある。普段書いているnoteは「エッセイ」というくくりではあるものの、自分の頭の中で考えたことを中心に書いている抽象的な記事なので、言ってみれば無限に生み出すことができる。

一方、「日記本」というのは、あくまで自分の身辺のまわりで起きた具体的なことを書く、というイメージである。これは、プライベートな内容も若干は含むということで、ウェブよりも本の形で出すほうが自然だし、いいのではないだろうか、と思ったのである。

実際、今回「日記本」という形で、知らない人の日常をちょっと覗いてみて、結構面白いなと思ったので、断片ではなく本という形にまとめれば読む価値も出るかなと思った。ちょっと書いてみたが、月1万字程度ならなんとか書けるので、いまのところはできそうな感じ。

物理的にも来年の秋に脱稿することが決まっているので(日記というのはそういうものである)、早く書いたりということはできないのだけれど、ゆるゆると書いていこうと思う。この本に書く内容は、一切ネットには掲載しない文章になるので、そういう意味で、少しでも価値のある本になればいいな、と。

まあ、ゆるゆるとやっていきたい。


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