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年末感のあるnote……

フォロワーさんのnoteを眺めていると、非常に「年末感」を感じさせる投稿が目立つようになった。12月は日本語で「師走」と書くが、何となく気持ちが急いてしまうようなところがあるらしい。特に1年の区切りも近いと言うことで、今年自分は何ができただろうか、みたいな感じで振り返る人も多いようだ。

僕は年始に抱負などを掲げることがないタイプなので、当然ながら達成できずに苦しんだ経験もない。上記で紹介しているnoteにもある通り、年始に決めたことなど大抵は覚えていないものだし、そもそも年末になって慌てて開始して達成できる程度の目標であれば、通年の目標に掲げる必要もない。

やはり、目標というのは「毎日」達成できるものであるに限る。

目標というわけではないが、それなりにきちんと実行できているものとしては、例えばこのnoteの毎日更新が挙げられるだろう。これについては年始の抱負というわけではなく、「毎日更新」というわかりやすい目標があるため、日々更新することで、自然と通年での目標も達成することができる。毎日更新を忘れればすぐにわかるため、通期の目標としては明らかに運用がしやすい。

抱負というわけではないのだが、毎年120冊の読書をしよう、というのをノルマとして自分に課している。目標は毎年同じなのだが、年によって達成できたりできなかったりする。読書冊数はその年の忙しさに比例するし、どういうタイプの本を読んだかによって読書スピードも異なる。

毎年何らかの方法でこの120冊という冊数を追いかけているのだが、数年前から取り入れているのが、スプレッドシートで日々の冊数を管理することである。

120を365日で割ると、0.3と言う数字が出てくる。つまり、1日に0.3冊ずつ読んでいけば、1年間で120冊を読むことができる。なので、僕はこれをスプレッドシートでグラフにして管理している。

スプレッドシートで管理することで、今日までに読むべき冊数が割り出せるので、日々記録として数字を入力し、結果をグラフにしているのである。

「ゼロ」の値は、予定通りの冊数を読んでいることを意味する。数値がマイナスになると、本来読むべき冊数から遅れていることになる。

グラフにしてみるとわかるのだが、この120冊という目標は達成がなかなか大変である。特に今年は仕事がそこそこ忙しいことに加え、将棋という新しい趣味ができてしまったので、なかなか読書の時間が確保できていない。

また、独身時代は土日は毎日3時間は本を読んでいたが、結婚するとなかなかそうもいかない日もある。

別に120冊読まないと死ぬわけではないので、どうでもいいといえばどうでもいいのだけれど、これを1つの指標として追いかけているのだ。

仕事の目標みたいで窮屈ではあるが、実際に何かをしようと思えば、月次や年次の目標ではなく、「毎日の目標」としてどれくらい達成すべきかということを管理する必要があるようだ。

ただひとつ言える事は、別にこういった目標も人生においてはさほど重要ではない、ということだ。ただなんとなく目標をもったほうがいいのではないか、ということで節目に目標を設定している人が多いように思う。

目標などわざわざ設定せず、その日暮らしで生きていくほうが、気楽で楽しい人生であることは間違いないだろう。

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