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「自信」はあったほうがいいのか?
テレビを見ていたら、就職活動をするにあたり、自分に自信がなくて困っている、という学生が出ていた。それに加えて、コロナであまり部活やバイトなどができず、「学生時代に力を入れたこと」いわゆる「ガクチカ」で書くことがあまりないのだという。なるほど。であれば、さぞ勉強に集中できたのでは、と思うのだが、どうもそういうことでもないらしい。
就職活動で有利なタイプというのは存在するのだろうか。就職活動では筆記試験などはあるものの、メインは面接であり、自信がなさそうな人よりは自信がありそうな人のほうが有利だ、というのはあるだろう。自信はあるに越したことはない、ということになる。
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世の中にはやたらと自信のある人がいるが、不思議なことにさほど能力がないのに、根拠なく自信満々な人のパターンもある。自信満々な人に「なぜそんなに自信があるのか?」とその根拠を聞いてみると、根拠を教えてくれるのだが、「そんなことが自信になってるの?」と驚くことがあるのだ。
逆に、高い実力をもつ人でも、自信をなさそうにしている人も多い。ということは、実は「自信」というのは、実力の高い低いではなくて、シンプルに「心の問題」だと捉えることができる。自信のある人は、たいして実力がなくても自信を持てるのだから、それはそうだろう。だから、自信の有無はある程度は生まれついての性質だ、とも言えるかもしれない。
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以前もnoteに書いたことがあるが、心理学用語で「ダニング・クルーガー効果」と言われるものがある。初心者ほど、ものの道理がわかっていないので、やたらと自信があり、中級者は壁を感じて自信を喪失し、上級者は自己評価と客観的な評価が一致している状態だ。
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まあ結論から言うと、「やたらと自信をもっている人」を信用してはならない、ということになる。また、自信がなさそうにしている人もみくびってはいけないのだ、と。
もっとも、就職活動みたいなレベルだったら、何百人、人によっては何千人と学生を見ているので、ちょっと「自信がある」程度であればすぐに見破られそうな気がするのだが。
自分の場合は、社交的でコミュニケーション能力が一見すると高そうな人ほど期待値ほどではなかったりするので、そういう人は信用しないくせがついてしまっている。本当に実力の高い人は謙虚だったりもするので。
なので、自信がない人は無理矢理自信をつけることはできるけれど、どの程度それが通用するかは、また別の問題である。
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