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ホットサンドメーカーで、たのしいあさごはん
現在、転職活動にともなう休暇中なので、わりと朝の時間に余裕がある。なので、朝食を作る担当に立候補した。
数ヶ月前に、ネットでホットサンドメーカーに関する記事を見かけ、そういえば昔アメリカに住んでいたときに母がよく使っていたことを思い出し、懐かしくなったのでアマゾンで購入した。
ちょっと前までは奥さんの家に置いていたのだが、一緒に暮らし始めたので、もちろんホットサンドメーカーも我が所有物となった。最初は奥さん主導で朝食を作ることが多かったのだが、最近は企画・調理を自分が全面的に担当しており、とても楽しい。
ホットサンドメーカーの仕組みはシンプルだ。電熱線が取り付けられた機械で、それによってプレートを熱する。プレート同士が向かい合わせになる形で折りたためる機構になっており、そこにパンや具などを入れると、両側のプレートでプレスされると同時に、電熱線によって熱される、という仕組みだ。
ふわふわのパンをそのまま熱線で焼くトースターと違い、鉄のプレートでプレスしながら焼くので、具までしっかり熱が伝導する。パンはきちんと押しつぶされるのだが、表面がカリカリになるので、なかなかおいしい。
実にシンプルな仕組みなのだが、なかなか奥深くて、日々、レシピの幅を広げながら試行錯誤している。
サンドイッチとしてメジャーなのは、ベーコン、レタス、トマトを入れた、いわゆるBLTだろう。しかし、準備に手間がかかるし、毎日そればかりでも飽きる。そこで、手当たり次第に思いついたいろんなものを放り込んでみることにした。
まず、コッペパン。コンビニで普通に売っているものを入れてみた。コッペパン特有のパン部分のボリューム感は損なわれるが、表面がカリカリになるので、これはこれで味わいがある。ちょっと大きなビスケットを食べている感覚だ。
次に、アンパンを入れてみた。当然、上下にプレスされるので、楕円状の板みたいな形状の仕上がりになったが、これが高級和菓子のようにも感じられ、ものすごくおいしい。100円で買ってきたアンパンも、人形町あたりで伝統的に売られているような商品に早変わりする。
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プレスするとはいえ、要するにトースターのようなものなので、一般的なトーストメニューでも可能だ。そこで、ピーナツバターを塗ってみた。
すると、熱する過程で風味が飛んでしまうことが判明し、そこまでの美味しさには仕上がらなかった。これを是正するために、事前にパンのみで焼いたあと、あとからピーナツバターを中に入れる「後入れ」の方式を採用すると、最も美味しく食べられることがわかった。
要するに、具によって耐熱強度が異なるので、それを考慮して焼き時間の調整が必要なのである。どの具がどのぐらいの熱で美味しくなるのか、随意研究中である。
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一般的に朝食を作るとなると、トースターを使うものだが、我が家ではしばらくホットサンドメーカーを使うことになりそうだ。
朝食担当の何がありがたいかというと、毎日似たようなものを作ってもわりと受け入れられやすいという点にある。前日朝の課題を日中考え、仮説を立て、翌日に生かすというサイクルが回しやすいからだ。
奥さんも(今のところは)喜んでくれているので、レシピの幅を広げつつ、楽しんでいこうと思います。ホットサンドメーカー、おすすめです。
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