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ブレスト万能すぎワロタ

ブレインストーミングと呼ばれるものがある。

名前を聞いたことぐらいはあるかもしれない。これは簡単にいうとアイデア出しの手法のことで、通常は3、4人程度の人数で集まって、時間を区切ってアイデアをとにかく出し続ける。この時にルールがあって、場に出た意見を否定しないこと。とにかく意見を出し続けて、前へ前へと進んでいく。
 
僕はこのブレストがけっこう好きなのだけれど、3、4人で集まるというのがネックで、ひとりでブレストをやることが多い。パソコンのタイマーを5分にセットして、とにかく思いついたことを思いつくままに箇条書きにしていく。

5分経ってアラームが鳴ったときに、結論が出ていればそのまま終わればいいし、まだ考えられる余地があるな、と思ったらまた5分行う。これを、アイデアが出尽くしたと感じるまで続ける。

これはアイディア出しの手法なので、何かアイデアを出す必要があるとき、たとえば企画立案のときなどに行われることが多いが、実際はもっと広い範囲で適用することができる。
 
仕事で今自分がやっているプロジェクトを俯瞰するために、毎朝ブレストをやってもいい。仕事というのは生き物みたいなもので、今日やった仕事によって全体の方向性が変わったりする。

1ヶ月前に立てた計画は、もちろんその計画の通りに進めなければならないのだが、やっていくうちに、微妙な変更を余儀なくされることもある。だから、昨日思いついたことが今日使えるとは限らないのだ。今日やるべき事は、計画を踏まえたうえで、今日また考えなければならない。
 
このブレストというのは手法ではあるが、もはや手法と呼べないほどシンプルなものなので、かなり応用が利く。

人は悩んだりアイデアに詰まったりすると追い詰められたような気持ちで、ぐるぐると同じことを考えてしまいがちだが、ブレストは時間の区切りがあるし、何か思いつけばそれは自分の発見で、何も思いつかなければとりあえず出たらアイデアが最善解だ、と割り切ることができるので、気持ちの整理にもなる。

だから、僕はほとんど毎朝、自分がやってる仕事に対してブレストをしている。とりあえず出たアイデアを実行すればいい、と考えると気が楽だ。今日解決できなかったことは、明日、解決策を思いつくかもしれないし。

前にもここで書いたことがあるのだが、人間の思考というのは、放っておくとループしてしまうものだと思う。何度も同じ結論を繰り返す。その時思いつかなかったアイデアを諦めて、なにかアイデアを思いついたら、それを実行する。そういうシンプルな考え方は、僕に合っていると思う。
 
ブレストほんとに万能ですよ。あらゆる悩みから解放される、画期的で「雑」な方法です。ぜひ、あらゆるものにブレストを。

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