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家計管理はどうしていますか?

奥さんと暮らし始めて一年ちょっとが過ぎた。別にどちらがと決めたわけではないのだけれど、家計管理は自分が行う感じになっている。

といっても、それぞれの銀行口座は別々に存在し、ひとつ、生活費の口座を作り、そこに毎月決めた金額をお互い振り込む。家賃や光熱費の引き落としから、普段の買い物や外食費まで、生活に関わる費用をそこから支払う仕組みだ。

いまのところ、特にこの共有口座資金がショートするような事態にはなっていないので、この生活スタイルが変わらない限り、当面はこのやり方で運用しようかと思っている。
 
自分の家計管理方法は非常にシンプルで、使っているツールはgoogleスプレッドシートのみ。毎朝、ブログの更新を済ませてから、現金、銀行口座の残高、PayPayの残高、クレジットカードの利用歴を参照して、記録している。

「何にいくら使ったのか」は記載漏れがあるとズレてくるのだが、「残高の変化を追う」形ならば、毎日それを確認する限り、ズレることは原理的にない。そして、具体的に何にいくら使ったのかは、別のシートで勘定科目別に記録している。しかし、最小単位は課目までで、実際何を購入したのかまでは記録していない。

あんまり細かくやりすぎると、面倒くさくなって続かなくなると考えているからだ。


 
このやり方は、手間がかからないわりに、いま自分がいくら持っていて、毎月何にいくら使っているのかが見えやすい。

思えば、昔、就職して一人暮らしをはじめたばかりの頃は、毎月自分がいくら使っていて、いくらもらっているのか、正確には把握していなかった。なので、毎月クレジットカードの請求がくるたびに憂鬱になっていたし、家賃を払うのも、イヤだな、と感じるほどだった。日常的に見ていないので、銀行の残高を見るのも躊躇した。
 
何事もそうだけれど、現状を正確に把握する、というのは重要なことであるとともに、苦痛を伴うことだ。病院に行くのを嫌がる多くの人は、病院で検査を受けることによって、それまで目を背けてきた不都合な真実に直面するのが怖いのだろう。銀行の残高も、体重計も、しばらく見ていないと、見るのが怖くなる。
 
たとえば、将来に漠然とした不安を感じるのは、「未来はよくわからない」からだろう。実際に現実的な問題として直面してしまえば、それを対処していけばいいという話になるから、少なくとも不安とは違う、別の感情になる。

場合によっては苦痛を伴うかもしれないが、対策は具体的なものとなる。少なくとも、毎日家計の数字を見ている限りは、現状は毎日把握できているので、それほど不安に感じることはなくなったように思う。


 
みんな、家計の管理ってどうやってやっているのだろう。最近はいろんなアプリなどがあり、便利なことは便利だとは思うのだけれど、アプリだとカスタム性の広がりがないので、自分でスプレッドシートに打ち込むほうが僕は好みだ。
 
社会人になりたての人など、何も家計管理をしていない、という人は、とりあえず銀行口座やPayPayなどの残高を毎日記録していくところから開始するのがおすすめです。仮に2、3日サボっても、辻褄が合うところがいいと思います。

自分のやり方は、経理的な視点でいうと、キャッシュフローをベースにした感じで運用しています。個人の家計の場合、PLも大事だけれど、お金がどう出て行ったかを追うほうが重要だな、と。

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