見出し画像

続々・解雇されそうなっているはなし

こちらの記事の続きです。

まとめてみるとけっこう、事のあらましはシンプルなもので、会社が事業整理と人員整理をしたがっている。ただ、その対象が自分になった、ということがけっこうショックなだけだった。

冷静に、損得勘定で考えれば、それなりの勤続年数で業務の内容を把握する自分を切るはずはないのだけれど、まあそういう経営判断なのだろうな、と思った。しかし、いざ自分がその対象になってみると、受け入れるのに数日を要した。
 
本件についていろんなところで語りながら整理してみて、話として展開できそうな感じはしたのだけれど、事が起こって、自分の頭で冷静に判断してみれば、起こすべき行動はひとつしかない。

そんな経営者のもとでは安心して仕事ができないので、転職をすることにした。結局、数日後に、退職の意思表示のメールをした。社長は慰留はしないものと思っていたがその通りで、円満に退職できそうな感じ。

一応、年末に退社をするということで話をすすめている。どういうふうに話が転ぶかはわからないけれど。

退職に際して、思うところはいろいろある。一番は、仕事で関わってきた人たちについてだ。

仕事というのは、自分ひとりで完結するものではもちろんなく、社内外含めていろんな人を巻き込んでいく。特に新規事業に関して言うなら、まだ実績や具体的な商品・サービスがない中で、「期待値」を含めてその話をするものだから、僕という個人に対して動いてもらっている面が大きい。

そういう人たちを巻き込んでしまって、申し訳ない、というのがけっこう大きい。まあ、仕事としてやっている以上、そういうのは大いにあるものだし、そういう「人同士の繋がり」以外の部分で成立させなければならないのが、ビジネスというものなのだろうけれど。
 
転職について、まだ具体的なビジョンはない。ただ、漠然とした方針ではあるけれど、以下のふたつのうち、どちらかは絶対に守ろうと考えている。

①今までの経験や知識を活かすなら、実利(収入)をとる
②チャレンジングなことをするなら、自分の関心のある分野・やりたい仕事をする

今まで自分が培ってきたキャリアをそのまま生かせば、近い業種への転職はなんとかできるのではないかと思う。しかしそれでは、自分の仕事の幅も広がらないし、何より、これまでやってきたことの延長線上にあるから、自分自身が飽きてしまう。
 
一方で、33歳という年齢ならば、多少これまでやってきたことと違うことでも、まだチャレンジが許される年齢ではあると思う。その場合、自分が本当に関心のある分野に取り組んでいこうかな、と。

たかが仕事、されど仕事。生きていくためには稼がなくてはならない。別にやりたくもないことでも仕事はできるけれど、どうせやるなら、自分の得意なこと、やりたいことをベースに組み立てていきたい。
 
新卒のときの就活みたいに、単に自分の願望を仕事にしたい、というだけではもちろんないけれど、理想と現実を織り交ぜながら、うまく次のステップにつなげていければと思う。
 
新規のプロジェクトだと思って、頑張ろう。

サポート費用は、小説 エッセイの資料代に充てます。