見出し画像

「たまにはビールスキップ」の提案

何回かここに書いていることではあるが、僕は酒が弱い。自分の家族でも酒飲みはいないので、そらそうやろといった感じである。遺伝的に弱いのだ。

酒の強い弱いは遺伝で決まる。日本人は世界的に見ても下戸が多いらしい。逆にヨーロッパやアフリカ系の人は、酒に弱い遺伝子の人はほぼいないのだとか。日本人でももちろん酒豪はいるが、そういった「酒豪民族」の方々には基本的には勝てないので、飲み勝負の際は要注意である。

最近はコロナが収束したということもあり、飲み会の機会が増えた。以前は一年に一度あるかどうかというレベルだったが、最近だとなんだかんだ平均で均すとひと月に一回ぐらいの頻度だ。たまたまだという点を差し引いても、コロナ時の3~4倍にはなってきているのではないだろうか。

僕が快適に飲める酒量は、だいたいビール一杯である。それぐらいなら楽しく飲めるので、飲み会のときは最初にビールを頼み、その後は気分でもう一杯行ったり、やめたりする。いずれにしてもビールだけで終わってしまうことが多い。

そこから別のもの……、となると、飲もうと思ってもキャパシティが残っていないのが現状である。無理して飲むこともできるが、次の日に影響するので控えたほうがいい。



いまの会社では、飲む人はすごい飲むのだが、管理職がまったく飲めないという人が多く、いわゆるアルハラ的なやつは皆無である。飲み会があると、2~3割はソフトドリンク、という感じ。最近はその流れに乗ってウーロン茶で終わらせることも多いのだが、なんだかそれじゃ味気ないよな、とも思っている。

そこで考えたのが日本酒である。日本酒の味は好きなので、できれば積極的に飲みたい。しかし、最初にビールを飲むとそこで自分の酒量キャパシティがそこそこ溜まってしまう。ビールやハイボールならもう一杯いけるが、日本酒はどうかな、と。

そこで考えたのが、最初はウーロン茶を頼んでおいて、途中から日本酒に切り替える、というパターンである。つまりビールをスキップするのだ。乾杯のときに日本酒だとどうも不揃いで具合が悪いので、乾杯時にはソフトドリンクで油断させつつ、場が盛り上がってきたところで途中から日本酒に切り替えて行く。

しかしそれでも1合飲み切るのはやや厳しいので、0.5合強ぐらいを飲む感じである。しかしそこでほかの人と、二人とか三人とかで飲むとコミュニケーションにもなるし、広がりがある。これはいいな、と。調子が良ければもうちょっと行ってもいいし。種類が複数あれば、飲み比べもできる。

日本酒って、お酒の中ではそこまでアルコール濃度が異常に高いわけでもないのにあんなショットグラスぐらいの容量しかないお猪口ちょこで飲むあたり、そもそもお酒に強くない民族が飲むもの、という前提なのだろう。あくまで感覚的なものなのだが、日本酒だとアルコールが抜けやすい気がしている。最初に頼んだソフトドリンク(ウーロン茶)をチェイサーにすればちょうどいい。

下戸ならむしろ、たまには「ビールをスキップ」して、自分の好きなお酒を楽しむのは全然ありだろう(僕もビールは好きだが、たまには違うのも飲みたい)。日本酒というのはとてもいい選択肢である。

経験値が浅いので、まだ味の良し悪しはそこまでわからないのだが、辛口だったりちょっとフルーティな感じだったり、おおまかな違いはわかる。せっかくなので知識を深めて、「酒は弱いけどちょっと詳しい」ぐらいになりたいな、と思っている。

サポート費用は、小説 エッセイの資料代に充てます。