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水を飲む

最近、やたらと水を飲んでいる。

一日に2リットルぐらい飲んでもいい、というのをなにかで見て、本当にそれぐらい飲んでいる。

休日は、朝に近所のファミリーマートに行って、「安曇野の天然水」の2リットルのやつを買う。でかい。しかし、やすい。一本で100円ぐらいだ。

箱買いしたら、100円を切るのもあるのだろうが、いまのところはこんな感じ。
 
ちょっと前まで、朝起きたらすぐさまコーヒーを淹れて飲み、会社ではお茶を飲み、夜もコーヒーを飲むという感じの生活をしていた。というか、社会人になってからほぼずっとこんな感じだ。

もともとカフェインが効きにくい体質なのか、夜にコーヒーを飲んでも全く問題がない。寝る直前に、余ったコーヒーを飲み干してからふとんに入る。

ちょっと前にスマートウォッチで計測したのだが、こんな生活をしているくせに睡眠の質は普通の人よりも高いようだ。
 
しかし、水を中心に飲むようになって、コーヒーが少し苦いと感じるようになった。朝は必ずコーヒーを二杯飲んでいたのだが、苦いので、最近は一杯にしている。

それから寝るまで、ほぼ水一択だ。たまにコーヒーを飲まなくてはならないときもあるが(喫茶店に入った時など)、かなり例外的になった。

気のせいかもしれないけれど、ちょっと体調がよくなった気がする。気のせいかもしれないけれど(リフレイン)、体重も心なしか軽くなったような感じがする。

水ばかり飲んでると、飲料はずっと水でいいんじゃないか、というような気がしてくる。

何より、なにを飲むか、で悩むことが少なくなった。いままで、コンビニに入ってなにか買い物をするとき、ついでに何の飲料を買うかでよく立ち止まった。

やっぱりコーヒーなどが好きなので、シュガーレスのカフェオレを買ったりとかしていたのだが、でも、じつはそんなに飲みたいわけじゃない。なにかの買い物のついでに「ちょっとなんか飲みたい」だけなのだ。気分を変えたいというか。

でも、その「気分」のために150円ぐらい出費するのは滑稽だ。むだづかいだ。
 
たとえばオレンジジュースなどだと甘すぎるし、お茶にしてもカフェインが多少は入っているし、コーラなどは砂糖の塊みたいなものだ。「なんとなく、お茶かコーヒー」という感じだったのだが、「水をよく飲む」ことを意識すると、選ぶのは水一択になる。これはけっこう気持ちがいい。

悩むことがないし、水にはくせもなにもないからだ。すっと飲めるし、後味もない。

水はすごい。

お茶やコーヒーで食器を洗う人はいない。コーラのお風呂に入る人もいない(ユーチューバーを除く)。必ず水を使うはずだ。

それと同じように、水を飲み続けていると、身体の中を洗浄しているような気分になってくる。なんというか、人間は水を飲むのが自然なんじゃないか、というような気がしてくる。本来はこうあったはずだ。
 
水を飲もう、という人はいるけれど、実際には水なんて安いし、水がたくさん売れることで儲かる人もいないので、いろんな飲み物が生まれるのだろう。

でも、僕は今は水でいいです。

しばらくは、この生活を続けてみます。

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