見出し画像

ユーモア

岩井勇気さんの「僕の人生には事件が起きない」を読みました。
この作品は、お笑い芸人さんとして面白く、
作家さんとして興味深く拝見しました。
ハライチさんがテレビに出演していると、
もう、うれしい気持ちでいっぱいになるので、
岩井さんが本を書いてくれたことを知り、
とてもうれしかったのを、いまでも鮮明に覚えています。
きょうは岩井さんのエッセイ、
僕の人生には事件が起きないを、ご紹介いたします。

岩井さんには、わたしに持っていない、
素敵な魅力をたくさん持っています。
素直に思っていることを伝えたり、
自分のままの飾らない姿勢でテレビに出ていることに、
憧れさえ、いだいてしまう自分がいました。
そのままの岩井さんがおしゃべりをすると、
笑いを取ることができるのが、
自分にはできないことなので、
本当にすごいことだと思いました。

岩井さんのエッセイにも、
テレビで活躍しているような、
そのままの岩井さんであふれ、
思わず、くすっと微笑んでしまうような表現や、
自分自身をだして、ありのままを述べているところが、
たまらなく爽快感があり、
読んでいて気持ちがよかったです。

特に親戚の人間関係には共感できるところがあり、
確かに難しいと思いながらページをめくっていました。
親戚にはいろいろな人がいるなかで、
自分の感情を抑えてまでもコミュニケーションを取る姿勢には、
岩井さんも大変な想いを抱えているのだと思いました。
声には出さないけれど、自分はこう思っていたのだと、
自分の根底にあるものまでも曲げることはないのだと、
読みながら気持ちが楽になるのを感じました。

お誕生日パーティに招かれたシーンでも、
自分自身というゆるぎないものをしっかり持ち続けることは、
大切なのだと思いました。
プレゼントをわたしたあとのコップを置いた場面は、
とてもかっこいい表現だと思いました。

理屈をいろいろ書いてしまいましたが、
読んでいてとてもおもしろかったです。
エッセイとして一気に読み進めることかできて、
場面が思い浮かぶことができるような言葉の使い方。
なにより思想がユーモアに富んでいるので、
お笑い芸人さんは、さすがだと思いました。
テレビでハライチさんが活躍している姿を見られるのは、
とてもうれしいし、その存在から元気になりました。
人を元気にできる、人を笑わせられる職業の人は、
素敵な人だと、改めて思いました。

岩井さんがしあわせだと思う日が、
いちにちでも多くありますように、お祈りしています。
どうか、ご自愛ください。

#読書の秋2022
#僕の人生には事件が起きない

機会がありましたらサポートお願いします!。みなさんからいただいたお気持ちは、大切に、活動資金として使わせていただきます。