やぐらです。
今回は「AIとやってみた」をテーマに、私の行なっている活動を紹介します。
私はYoutubeで「AIの時間」というチャンネルを運営しています。
このチャンネルでは、「AIに書いてもらい、私が読む」をテーマにAIに物語を生成してもらい、私が朗読でその生成内容を紹介しています。
物語のジャンルはSFショートショートからはじまり、現在は怪談をメインに投稿しています。
生成してもらうAIは主にChatGPTで、これまでGPT-3、GPT-3.5、GPT-4と生成してきてもらいました。
現在は並行してClaude3にも生成してもらい、動画を準備中です。
AIに物語を生成してもらいそれを朗読するという行為は、意外と多くの方が行なっているということはなく、どちらかというと主流は生成された文章を合成音声に読ませるというタイプな気がします。
私は元々同じくYoutubeで「空白の時間」というチャンネルを運営しており、これは青空文庫にある名著を朗読するというチャンネルなのですが、その派生として私の朗読能力向上の練習のために生まれたものでした。
ChatGPTはサービス開始当初から私の生活に欠かせないものでしたが、物語を書かせてみるとこれが可愛らしく、意外とクオリティが高いのですが、ところどころ表現や描写が不思議なのでした。
今日に至るまでさまざまな指示の仕方をしてきましたが、条件を指定させ過ぎずに生成してもらうのが好きです。
以下に具体例を出します。
最初は物語のジャンルとテーマだけ提示し書いてもらいました。
意外とクオリティが高いのです。
しかしこれはビギナーズラックで、ふとした時に表現が少しおかしくなる時があります。例えてみると、まだ表現が稚拙な小学生が書くというよりも、日本語中級者の外国人が選択すべき文章上の単語の選択を間違えるような違和感です。
これはChatGPTの主要言語が英語で、まだ日本語に対応しきれていないことを意味している気がします。
そんな表現の違和感が私は逆に可愛らしく、愛でているのですが、視聴者の反応をみると「それみろ、だからAIはまだダメなんだ」という旨のコメントを多々いただきます。なかには私と同じ受け止め方をしてくださる方もいるので、私の意図を汲んでくれてありがたいなと感じています。
長編の場合は私の推敲と細かな指示で書いてもらっています。
一度に長文を生成することはできなかった(できてもクオリティが著しく低下する)のでまずは章立てをしてもらい、そこから章ごとに書いてもらっています。
その際簡単な物語の方向性は提示することがありますが、章立てと細かな生成だけてなんとなくのクオリティを出すことはできました。
以前AIと共に執筆をして直木賞を受賞した作家の方がいらっしゃいましたが、どのように生成をしていったのか詳しく聞いてみたいものです。
物語の生成方法は模索しました。
これまで2つの問題点が生じており、頭を悩ませています。
まずは『同じ表現の多用』です。現在まで続いているのですが、怪談を書かせると「ささやき」というワードが使われ、ショートショートを書かせると「主人公は村の伝説となった」という終わり方になります。過去の生成内容から参照されているのか、AIのこだわりなのか、頑なに使われます。その表現を避けるように促してもダメな時は直接「ささやきという言葉は使うな」と指示するのですが、そうすると「囁き」と漢字に変換して使用されるので、その時は思わずため息が出てしまいます。その場合は、やり取りを削除し、一から生成し直すといったんその表現は使わなくなります。
もう一つは『クオリティの低下』です。
一時期、指示内容は同じなのにクオリティがやけに低い時期がありました。
当時そのようなニュースもあった気がするのでサービス上の問題かもしれませんが、その場合は私が細かく指示をして修正していきました。
私は内容や表現の修正はしたいが直接的な言葉の修正はしたくないというこだわりがあったため、さながら出版社の編集者のような頭の悩ませ方をしました。実際、編集の極意のようなものをよく調べていました。
しかし2024年3月現在、平均的なクオリティは上がったように感じます。
私はここ100本の生成指示を同じ言葉で行なっています。
↓生成された文章を先に公開するブログ
それでもクオリティは特別低いことはなく、私のYoutubeで紹介するのには問題ないレベルです。
たまにおかしな時や「ささやき」ワードを使われることもあるので、その場合は削除して一から書いてもらいます。
今後もAIが成長していくと考えると、現時点でのこのクオリティの維持率は驚異に感じます。私も今後YouTubeで紹介しがいがあります。
今回は私のYoutubeチャンネル「AIの時間」を紹介させていただきました。
そういえばこの記事のサムネイルのネイビーの枠はGPT-4につけてもらいました。私にとってAIはすでにかけがえのない相棒です。
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