やぐちけいこ

琵琶湖の近くに住んでいます。 我が家に猫が3匹、いずれも親猫とはぐれひどい状態だったと…

やぐちけいこ

琵琶湖の近くに住んでいます。 我が家に猫が3匹、いずれも親猫とはぐれひどい状態だったところを保護。そのまま家猫になりました。時々ノラ猫(桜ネコ)も遊びに来るので癒されています。 よろしくお願いいたします。

最近の記事

あれは実態じゃなかったんだ?

夏の暑い昼間、中学生だった私は家の手伝いとして洗い物をしていた。 流しの右側が勝手口になっていて夏は網戸になっている。 数メートル先は道路。 食器を洗い流しながらその網戸から外を見ていたらその道路を歩く女性がいた。 見るともなく通過する女性を目で追う私。 道路と敷地の境目には目隠し用に木が植えられているのでその隙間から通行人を見るのだが門の所は見通しが良い。 ショートカットの女性を目で追い門の前を通るのを待っていても一向に姿を現さない。 Uターンしたのも見ていない。不思議に思

    • シン ふるさと

      今私の頭の中で童謡の「ふるさと」がぐるぐるしている。 『ウサギ追いしかの山 小鮒釣りしかの川』のそれである。 私はこの歌の2番が苦手だ。嫌いじゃないむしろ好きな曲調だけど2番は苦手だ。 どうにもすべての歌詞が私を突き刺すのである。 私は若いころ母親を病気で亡くしその時の父親も仕事で忙殺されていたこともありあっさり過労で母を追うように亡くなった。 振り返って考えてみるとわざと仕事を入れていたのではないんだろうかと勘繰ってしまうくらい忙しそうだった。 そしてつい最近友人を病気で亡

      • 感染と副反応を並べて比べ 得たい知らずの怖さと欲しい安心感 悩んだ接種

        • 空の箱取り合い遊ぶ3にゃんず見向きもされないボッチのおもちゃ

        あれは実態じゃなかったんだ?

          地域ごと変装上手なとび太くん見守り続けて早還暦

          地域ごと変装上手なとび太くん見守り続けて早還暦

          鏡見て自分の年を振り返る気づけば実母を追い越した初夏の夜

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          桜が満開になりました

          桜が満開になりました

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          春霞(哀悼)

          貴女が旅立ってからひとつ季節がすすみました。 私だけが取り残されたような錯覚を覚えたまま周りは普通に過ぎていく。 最後に届いたメッセージの文章が貴女の声となって頭に響く。 それは生に満ちていたように聞こえる。 一番驚いたのは貴方自身かもしれないね。 潔い性格の貴方はきっと後悔は無かったのかもしれない。 すんなりと自分の運命を受け入れ「ま、いっか」と苦笑いしている姿が見える。 本当にいなくなってしまったと思うのは貴方に何気ない話をしようとする自分にもうそれは出来ないのだと突きつ

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          それが日常

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          【小説】風船に詰め込まれた感情は誰のもの?

          真っ白な壁に明るい光が注がれる一室にポツンと小さな木箱が置いてあります。 その箱にはいろんな色の風船が入っていました。 「どれでもお好きな風船をおひとつお選びください」 優しく語り掛ける声に誘われるまま恐る恐るその一つに自分の手が触れると部屋いっぱいに風船の中に詰め込まれた感情が一気に広がりました。 今回は選ばれた青い風船のお話を紐解きましょう。 その前にあなたに一つ質問です。 猫はお嫌いですか? 最後にもう一度お聞きしますのでそれまでに答えの用意をお願いしますね。

          【小説】風船に詰め込まれた感情は誰のもの?

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          紅葉はまだ見ごろ

          紅葉はまだ見ごろ

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          おかえりさくらネコ1号

          わが家の周りにはノラ猫が居たりいなかったり。 通り過ぎる猫もいれば玄関や日当たりのいい場所で昼寝をする子も。 10月の初旬、ちょくちょく顔を出していた猫が捕獲され(T)ボランティアの施設に連れていかれました。 去勢手術(N)をするためです。 これ以上かわいそうなノラ猫が増えないように。 人間のエゴや勝手で飼われていたものが捨てられているのも事実。 捨てられた猫はそれでも命をつなぎとめるために放り出された場所で生きていくしかない。 人間がくれる食べ物だって猫には危険なものが多い

          おかえりさくらネコ1号

          ハツマゴ

          先月長女が待望の第一子を出産しました。 結婚してから2年。 もしかしたら不妊治療も考えないとと本人たちは思っていたようです。 このコロナ禍でいろいろな制限がある中、産院に通ったり歩いたりとなかなか大変だったのではないでしょうか。 出産当日は朝から何かいつもと違ったようでそのことを産院に電話すると来れるようなら診察に来てくださいと言われ行ったそうです。 その時はそのまま自宅に帰ったのですが夜になると変則的な陣痛が来たようで、帰宅したばかりの新米パパさんに連れられて再び産院へ。

          【小説】ふたつの願い

          願い事を一つ願うとしたらあなたなら何を願いますか? これは小さくても大切な願い事をした捨て猫と独りが好きだったカラスの物語です。    (1) とある小さな町に流れる小さな川沿いに段ボール箱がポツンと置かれていた。 中には白黒茶にぶちに三毛と5匹の子猫。 そこ行く大人達はそんな子猫達を見て見ぬ振りで通り過ぎる。 子ども達も覗いて見るもののなかなか拾ってはくれない。 力を合わせて生き抜こうと箱の中で身体を寄せ合う5匹の子猫。 時々、パンや水を与えてくれる人間たち。 でも暖かい

          【小説】ふたつの願い

          小説「路地裏には不思議なお店があるらしい」

           確かこの辺りだと思ったけれど違ったかな。 私は現在、数日前偶然見つけ占いをしてくれたおばあさんのお店を探している。 あの噂はどうやら本当らしい。 ――よく当たる占いのおばあさんの店がこの町の路地裏のどこかにあるのだが探しても誰もがその店を見つけられるわけじゃ無い。 例えその店で占ってもらって次に同じ場所を訪れても何故か見つけられないと言う不思議な店があるらしい――  私は別に占ってもらいたいことがあった訳じゃなかった。 引っ越して間もない私は散歩がてらの町探検だった。横

          小説「路地裏には不思議なお店があるらしい」

          取り敢えず登録完了です

          紹介するほどの自己も無く~ 何をどのくらいさらけ出したらいいのかわからず 右往左往と取り敢えず登録が完了できたようです。 まずはここの使い方を覚えないと時間ばかりが過ぎていく。 まあ、別に急いでいないのでゆっくりやっていこうかと思います。 ここに足をとめてていただいた方に感謝とお礼を申し上げます。

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