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220731【ここ4・5・6・7月のこと】

久しぶりにここに書く。別に需要がある訳じゃないけど。4月まで定期的に書いてきたが、新年度に入り、どうも仕事が忙しい、というか業務量が多い。4月5月6月が過ぎて、2022年が折り返し、7月に入ってしまった。そして、その7月も梅雨なのか猛暑なのか分からないが、いろんなものが値上げしていることだけは日々感じている。相も変わらずコロナ禍ではあるが、たまに、妻と娘の目を忍んで戦友と飲みに行くと、「仕事忙しいの?」、「大丈夫?」と労わってくれる。仕事は忙しいわけじゃない、案件をこなす要領がよくないのかもしれない。そして、ここに文章を書く体力が無いのだ。近況報告に、社会は「お元気ですか?」と聞いてくる。小学校の出席確認では、名前を呼ばれたら「はい、元気です。」と当時の自分は言っていた。今もその慣習は残っているのだろうか。2022年7月、体調は極めて良好だ。毎週のようにPCR検査、抗原検査を受け、どれも陰性だ。ただ、日々の疲れが取れないまま、会社に行きたくない朝を迎える。そして、毎日健康を害すレベルでお酒を飲んでいる。これが日々の体力の運用、回復に影響が出ているのかもしれない。飲みまくって、記憶を失う程度で睡眠に入り、朝になり、「ああ、歯を磨くのを忘れた。」等嘆いている。お酒は適量が良いのだ、ただ、大量に酒を飲んだ時のハッピーさもたまらない。今が良ければそれでよし人間であり、ミーハーで寂しがり屋だ、吾輩は。

大学生の頃、急性アルコール中毒で運ばれた。というエピソードを持つ若いスタッフが職場に複数名居て、武勇伝のように話してくる。いやぁ、自分そこまで飲んだことは無いのよ。確かに、大学生の頃は、「大学生は飲んだ量で地位が決まる。」とサークルの後輩たちに言い聞かせ、飲み比べをする中、それを見ながら自分は飲んでいた。ただ、急性アルコール中毒は経験が無いし、自分の所属していたサークルに、そんな事件は起きなかった。ううん、でも横浜駅西口で新入生歓迎コンパで派手に飲んでいた時、警察が巡回なのか、店に来たことを覚えている。いきなり、カシスオレンジがウーロン茶に変わったっけ。あんまり覚えていない。

社会人になり、新卒で入った会社の歓迎会で「社会人は飲んだ量で地位が決まる。」と宣言したら、その宴でゴリゴリに飲まされ潰された。半ば「出る杭は打たれる」的なことされた。ただ、その時同期のエースは酒に負けず、勇敢にグラスを空にしていったのだから、やはり飲んだ量で地位が決まるのかもしれない。社会に出て約10年経った今、酒席では冗談純度100%の「社会人は飲んだ量で地位が決まる。」と宣言しているが、鵜呑みしてしまう若手社員がたまに居て、焦ってしまう。それは、一応広告業界に居るからなのか、自分は未だに分からない。業界って関係あるのか、お酒と仕事の業界って。まあ、良いんだけどね。でも、やっぱり学生時代尖がったり、お酒でやっちゃいました的な人が流れ込むところなのか、見た目華やかだけど、中身はブラブラブラック。でも何だろ、居心地が良い地獄なんだろうな。

4月、誇るほどの会社では無いのに、自社に新入社員が入ってきた。このご時世においても複数名4大卒の学生を採用しているんだから、良い会社なんだろう。履歴書を見ると、日本私立大学の最高学府なる卒業生も居た。「おいおい、こんな会社に来るなよ。もっと学歴活かして良い会社行けよ。」と思うのはここだけの話。

それでも、勇んで入ってきた新入社員に対して、何を話そうか、どう指導しようかと考える日々だ。一応自分、今の会社は10年目にあたる。小さな組織でも、「中堅社員」らしい。別に、実績も何もない、ただ社歴が長い人、ワタクシである。とある自分がファンのクリエーターなる方の言葉を勝手に配食して表現すると、自分は「広告業界の末端構成員」だ。田舎から出てきて、東京で働くことができて、それでゴールだったり。そこで働きだしてから、また欲が出てきて、「いっぱい稼ぎたい」、「有名になりたい」なんてないんだけど、もう少しお金が欲しい、というのは事実。でも、少しくらい不便があった方が幸せを感じやすいのでは、とも思ったり。ないものねだりがスゴいのよ、自分は。

そんな、もうおじさんの領域に入り、毎週見てしまう「週刊SPA!」で書かれている未来が明るくないのを見て、また落ち込む。そんな中でも22歳くらいの社会人一年生に何を教えればいいのか、やっぱり悩むのだ。別に華やかな仕事をしているわけでもないし、求人内容とは全く違う業務内容もある。「とりあえず、挨拶と約束を守ること。」だけは伝えて、何度も使ってしまうが、「人様に迷惑とコーヒーはかけてはいけない。」とTHE YELLOW MONKEYの歌の歌詞から引用して教える。

広告代理店、クライアント、協力会社に同行する際、最低限調べてほしいことを調べてなかったり、「今日は何の用で行くんですっけ?」と、とりあえず上司に付いてきて、商談の中身も把握せず適当に相槌を打って、メモなのか殴り書きなのか分からない議事録をまとめて、それで今日の業務終了、だったのは、若い時の自分と一緒なところもあったり。

ううん、人に教えるって難しいのよ。見方を変えれば、職人的な動きをしているスタッフも何人か居るからね。「この仕事は楽しい。」と思って入ってきた人は大きく裏切られる、と自分は思う。そりゃ、楽しみながら仕事をしている人もいるけど、自分は違うなぁ。「仕事が楽しい。」と思うことは、1年で数十秒、数分あったら良いなぁ、くらいになった。

そんなことを呟いたつもりはないし、自分とは別の事業開発の部署では、7月になり、新入社員の一人が辞めていった。「やはり」という枕詞は合うか分からないが、表現を繰り返すが最高学府から来た者だった。

こんな会社にそこまでの学歴はいらないのかもしれない。泥のように働く根性なのか、Ⅿなハートなのか、詳しくマーケティングすることは止めておく。新卒の部下から聞いたところ、その彼は大学時代にインターンをしていたITのスタートアップの企業に転職することが決まり、新たな羽を生やしてイキイキとしているとか。

なんだよ、自分だってその事業開発の部署にほんのりは憧れがあったのに。花形の部署に配属され、社員総会では、全社員の前で高々と抱負を語っていたのに。まあ、やる気あるヤツは辞めていく、って自分が入社したころ、草臥れたスーツに、新橋の赤ちょうちんが似合う上司がよく言っていた。自分は、やる気がないから、ここまで続けてこれたのかもしれない。「継続は力なり」とは断定しないが、「無事之名馬」は好き。成績が悪く低空飛行なワタクシを勝手に慰めるような言葉かもしれないが。

そして、新入社員が早々に辞めたことを受け、こんな自分にも部下がいるため、教育の点で上司から指導を受けた。難しいわ、ホント、人を育てるっていうのは。自分が社会人になった時の指導のやり方では通用しない、それだから自分の上も困っているのだ。昭和でも平成でもなく、令和なのだ、相手はZ世代なのだ。

「辞めていったヤツは皆良いヤツ。」とは言い切れないが、ううん、なぁんか、羽ばたいていく人間を何人も見てきた。ホントに羽ばたくのよ、これがスゴい。

もし、独立したら、奢ってね、あと、雇ってね。と、いつも寄せ書きに添えるようにしています。他力本願でいきましょう、なんか、アップフロントのアイドルの曲でありそうです。

8月から、またここにちゃんと駄文を記そうと、勝手に意気込む。実践するか分からないけど。そして、身体が悲鳴を上げても酒を飲む。これは確実に実践する。

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