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絵本ラフ:『まだだれもいない』

イラストレーターのヤギワタルです。いきなりですが、ここに絵本のラフをアップすることにしました。

絵本ラフをアップするまでの経緯

ここからその経緯を書きます。面倒な方は下にぐっと進むと、ラフはそこにあります。

ぼくはイラストレーターなので、イラストの仕事で毎日なにかしら絵を描いているのですが、イラストの仕事はどなたか書いた文章が起点となり、それを絵で表現したり、それを補完するような絵を描くことが求められています。そういう絵を描く毎日も良いのですが、全く異なる世界観でも絵を描いてみたいなあと思ってまして、そのためにすぐたどりついたのが絵本というジャンルでした。

自分で絵を描いて、同時に話もつくるぞと、軽く意気込んで、昨年はずっと絵本を読んでいたのですが、絵本を読むばかりで何らアイデアを生み出さないという、良くありがちなインプット過多状態に陥っていました。100冊ばかり絵本を読んだころ、日本ユニ・エージェンシーという、仕事でも装丁塾でもお世話になったところで絵本講座をやると聞いて、いままさに通っております。2回目の講座がつい最近おわったばかりです。

そこでは、出された課題に対して生徒たちが絵本のラフを描いて発表すると2人の先生が講評してくれるのですが、講評が終わるとすぐに新しい課題が出され、次のラフを描くというサイクルになっているので、せっかく描いたラフがお蔵入りすることになってしまいます。

それは残念だとぼくは思っておりまして、ならば、noteという場をつかってラフを公開し、反応を伺いつつ、先生たちの講評もあわせてラフをさらにブラッシュアップしようではないかと。それをやっていけばなんとなく良い方向に進めるような気がしています。どれだけできるかわかりませんが、方向性だけが決まっている計画がぼんやりと浮かんできたので、ここにまず1つ目の絵本ラフを公開します。他にもいろいろと絵本について考えていることなどを語れちゃいそうなのですが、長くなりそうなのでひとまずこのへんで。

第1回目の課題は、たしか「子ども時代の経験を絵本にする」です。書籍をすることを前提にしているので、全32ページになってます(15見開き+前後2ページ)。

『まだだれもいない』ラフ

おわり。

課題とか

今回、少年時代の思い出に創作を交えて構成しています。実際に朝早く起きて真っ暗な時間に小学校に行っていた思い出です。いま思うと謎のモチベーションですが、友だちの1人が同じように朝早く来ていたような気がします。小学校1年生のほんの一時期のことだと思います。

書籍化を考えると、15見開きという基本的な制約があるのですが、その中でどう物語の緩急をつけるか、構成はもっと工夫があるなあと思ってます。指摘を受けた点でもあります。

何か感想があったらぜひお知らせください。紙で読みたいとか、電子化されたら買うとか、そういう励ましも大歓迎です。

また気まぐれにラフをブラッシュアップしたり、別のラフをアップしていく予定です。

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