泣き虫ロックは泣き虫に優しく寄り添う
最近ツイてない。
「ツイてない」で済ませられないくらい、私は落ち込んでいる。
今年の初詣で引いたおみくじの"大吉"は嘘だったんか?!と神様に言いたいくらいだ。
運が底をついて、もう声を上げて泣いてしまう日が先週は2日もあった。
久しぶりにわんわんと泣いてしまって、翌日には目がパンパンに腫れていた。
「つらい、しんどい、泣きたい」と誰かに助けてほしい夜、絶望しながら迎える朝の繰り返しだった。
しかし、誰かに助けてほしい夜は、誰も私も泣き虫を救うことができない。
友達にLINEをしても、電話をかけても、心は空っぽになってしまっていた。
「あ、もうダメだ」と思ってApple Musicを開いた時、Weezerが "泣き虫ロック" と呼ばれてることを思い出した。
"泣き虫ロック" に頼ってみようと、一番よく聞く『say it ain't so』を流す。
say it ain't so. my love is a life taker.
嘘だと言ってよ!本当に!どうして私ばっかりとまた涙が出てきた。
『all my favorite songs』はポップだし、タイトルこそ希望に溢れているのに、なんて孤独!と文句を言いたくなる。
everything that feels so good is bad, bad, bad.
all my favorite songs are slow and sad.
i don't know what's wrong with me.
私ばっかりなんで? 私なにか悪いことした? 私は何がおかしいんだろう?
奈落の底まで落ちた時は『california kids』を聞こう。
カリフォルニアキッズが、星明かりを見せてくれる。Weezerが、誰も私を知らないカリフォルニアに連れて行ってくれる気がするのだ。
Weezerは「私ばっかり、なんでこんな目に…?」という孤独にそっと寄り添ってくれる。
Weezerというバンドが、世界中の孤独を抱えた人を代表している感じ。
少しでも寂しくて泣きたい夜は、Weezerを聞いて見ようかなと思ってくれる人がいるといいな。
『california kids』にちょっと救われた私は、『aloo gobi』を口ずさむ。
oh oh oh my got. what's happenin' to me.
本当に何が起こってんだい!って!
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