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どろんこ村・暮らしのインターンで学んだこと|しのちゃん

はじめまして、インターンの池田詩乃です!

今日は渥美どろんこ村のインターン生・第1号として、私がここでどんな仕事や暮らしをしているのかをご紹介します。

自己紹介

私は大阪出身で、農業には縁の無い人生を高校生まで送っていました。
その生活から飛び出したくて、高知大学農学部に進学。 農村社会学を専攻し、生産だけではない農業の役割に関心があります。

現在は、休学をして日本全国を旅しながら各地の農業インターンなどに参加させていただいています。
そうした中で、どろんこ村を移住者向けサイトSMOUTで拝見し、循環や教育を重視した農的暮らしに興味を持ち、応募しました。

どろんこ村での暮らし

お仕事について

キャベツとブロッコリーの収穫時期のため、毎日の主なお仕事は収穫のお手伝いです。
かなりの注文数があるので、「逆算」して仕事をすることを習います。天候や暮らしを考慮して、作業の段取りを考えることを学びました。

暮らしの中での学び

どろんこ村の持続的な農的暮らしの中での学びもたくさんあります。

①地球1個分の暮らし
SDGsがすっかり世間に浸透し、「持続可能な」というワードをよく耳にするようになったと感じますが、どろんこ村では「地球1個分の暮らし」が合言葉です。

持続性を「意識する」ことは難しいように感じますが、どろんこ村では「意識する」きっかけがたくさんあります。

ブタのえさは、廃棄されるバームクーヘンやグミ、食材の傷んだ部分や固い部分。
常にもったいない精神で電気やガスは必要な分だけ使う。
買い物の仕方やファームステイなど教育の場面でも、地球1個分の暮らしを意識します。

②いのちに感謝する

鶏の解体やヤギのミルクを絞る、お米を穂から外す、タケノコを炊くなど「暮らしの農業」として自分が作業したものが、そのまま自分のご飯になります。

動物も野菜も人間も、ひとつのいのち。

「いただきます」「ごちそうさま」を言う理由は、いのちを食べているから。
そのことを頭では理解していても、毎日体で感じることでご飯に対して感謝の気持ちがさらに増します。

③時間・空間・エネルギー
もうひとつどろんこ村の合言葉を挙げるとしたら、「時間・空間・エネルギー」

農業や暮らし、その他も全てのことは、この3つが関わっています。

  • 明日は雨だから今日は多く収穫しておこう。

  • 今日私が生きているのは、たくさんのいのちをいただいたからなんだ。
    これらは、時間が関係しています。

  • 地球にやさしくしたい。

  • どろんこ村はどんな所なんだろう。
    これらは、空間。

  • 料理に使うガス

  • 畑の土や感じる風

  • そして、肌で感じることや頭で考えること。
    これらは、エネルギーです。

「地球1個分の暮らし」と「時間・空間・エネルギー」をセットで考えるようになりました。

感想

①暮らしの原点を見つめる

農業は、食べるために育てることが基本だと思います。

食べることは暮らしの原点でもあり、食べることで働くことや考えることができる。どろんこ村でのインターンシップを通して、私はそういった暮らしの原点としての農業を大切にしたいのだと感じました。

それは農業だけでなく、暮らしの部分だけを切り取っても同じことが言えます。
- 豊かさとは?
- 持続性を暮らしに結びつけるためには?
自分自身と現代の暮らしについて考えさせられた期間でした。

②私の暮らしも循環の一部

どろんこ村での生活を通して、自分自身も循環の一部であることをより深く認識しました。
感じることや考えることだけでなく、それを概念的に捉えることや人に伝える力も学びました。

これからどんな風に生きるのかは未だにはっきりとはしていませんが、どろんこ村での生活を何回も思い出すと思います。

最後になりましたが、約3週間受け入れてくださりありがとうございました。
どろんこ村の暮らしが、これからもどろんこ村らしく発展していくことを願っています。

*インターンに行ってみたい!

どろんこ村でのインターンに興味を持ってくれた方は、こちらの募集ページをご覧ください。


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