見出し画像

【0011】スマガツオってご存じでしょうか。鰹(カツオ)は何科でしょう。

鰹(かつお)と言えば季節の味覚、初鰹と戻り鰹、(初)夏と(初)秋と旬が二回がある魚かなぁと思います。初鰹は身が硬め、戻り鰹は脂が載っていて、いずれもそれぞれの美味しさがありますね。あるときというか少し前に、綾瀬駅の南側にある駅前酒場さんに夕方に伺った際に、スマガツオという鰹がメニューにあるのを見かけました。

https://www.instagram.com/p/C0ye0j3PTt3/

スマガツオ、知らなかったのでネット検索してみました。呼び名は鰹(カツオ)の縦縞に対して横縞なので、横縞鰹、シマガツオからスマガツオに変わったということのようです。

Wikipediaのスマの項目には「スズキ目サバ亜目サバ科スマ属に分類」と記されていました。カツオも、スマガツオ同様に「スズキ目・サバ亜目・サバ科」に属するようです。サバ亜目にも様々な科があり、サバ科のなかに「マグロ族、サバ族、サワラ族、ハガツオ族」があり、マグロ族には「カツオ属、スマ属、ソウダ(ガツオ)属、ホソガツオ属、マグロ属」がありということで、どうやら鮪(マグロ)と鰹(カツオ)と鯖(サバ)は、親類筋みたいです。

駅前酒場さんでいただいたスマガツオは程よく脂が載っていました。戻り鰹ほど脂ぎってはおらず舌の上で脂が溶け、程よく歯応えもありました。お店の方の話では、鮪(マグロ)ならぬ鰹(カツオ)のトロと説明されました。漫画「美味しんぼ」で「葉山の根付きの鯖」として一躍有名になったというか全国区の有名魚となった松輪鯖(まつわさば)は、根付きというくらいで回遊魚ながら近海、岸部周辺にいる訳です。

スマガツオも沿岸域にいることが多いようです。根付きなのかどうかはわかりませんが、脂が載っているのも何となく納得です。沿岸域の美味しい魚や海老や蟹や貝類を食べ、程よく運動というかトレーニングをして(最後は人間に食べられて)いるといったところでしょうか。

ちなみに駅前酒場さんの魚は、豊洲市場から仕入れているそうです。新鮮で美味しい訳です。ご馳走様でした。

2023年12月15日(金)記


記事が面白いと思ったら、サポートしていただければ嬉しく思います。 いわゆる投げ銭です。 いただいたサポートは、取材費用として使わせていただきます。