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【0103】映画『52ヘルツのクジラたち』を観ました

少し前、3月10日(日)のことです。映画『52ヘルツのクジラたち』を鑑賞しました。2021年の本屋大賞を受賞した小説を映画化したものです。

原作がある場合は、それを読んでから映画を観る場合が多いです。テレビドラマの場合は、見始めてから後追いで漫画や小説を購入して追い越すというパターンもあります。「小説→漫画→ドラマor映画」というパターンです。

映画の場合、ネタバレを好まない方もおられるかと思います。また大画面での第一印象を重視される方もおられるかもしれません。私はネタバレ歓迎です。先に情報を仕入れておいて、映画館で見逃さないようにというコスパ重視というかセコい感覚だったりします。

今回の『52ヘルツのクジラたち』の鑑賞では、観ることを前日に決めて、小説を買い求めました。正確には電子書籍を購入しただけです。本を読むスピ―ドは遅い方ではないと思いますが、前日はいろいろと立て込んでいて、3分の1ほどを読んだところで、鑑賞前に読了することを諦めました。

実験的に、断片的な事前情報を以て映画鑑賞するのもありかと思った訳です。ちなみに前日の3月9日(土)は『ゴジラ-1.0(マイナスワン)』を夜の部で観て、その余韻に浸っていて、読書に集中できなかったということもあります。はい、まぁ言い訳です。

『52ヘルツのクジラたち』を観終えての感想というか印象です。小説と映画の間には当たり前ですが違いがあります。小説→脚本→映画(撮影)というプロセスというか、表現形式の違いもあります。また『52ヘルツのクジラたち』もそうですが、委員会形式で作られた映画は多くの人の手が入っているということもありそうです。当然脚色もされますし、映画ゆえ2時間あまりという尺の都合もあります。

今回の『52ヘルツのクジラたち』では、あぁなるほど、そういう風にアレンジしたのかという部分と、えっそういう風にしたのという部分がありました。特にエンディングは、ある意味で感動的でしたが、映像美に拘り(こだわり)過ぎなのではという印象を持ちました。より小説に忠実に映像化するのであれば、映画の倍の尺、4時間のテレビドラマとかが良いのではと思いました。そしてテレビだと予算の都合からエンディングはあまり凝ることが出来ないので、逆に程よい仕上がりになったのではとも思った次第です。

観終えたあと、映画の余韻を残しつつというか浸りつつ、30分ほどで小説(の残っていた部分)を読み終えました。上述したエンディングに関する印象の部分に重複しますが、興行収入と制作費の見合いで脚色もされる、それは映画ゆえだよなぁという感じです。

そう言えばアカデミー賞の7部門を受賞した話題作『オッペンハイマー』が、もうすぐ日本でも公開されますね。ちなみに原作本(和訳本)は上中下の3巻の大作です。読んでから観るか、読まないで観るか、ちょっと考えています。

2024年3月16日(土)公開

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