88.【読書】『春の雪 』三島文学に酔いしれて

こんにちは。八木原 悟です。

春の雨が降る今夜の一冊にどうでしょう?

本日ご紹介したい一冊は、こちら

『春の雪 (新潮文庫)』

作者について:

三島由紀夫(1925-1970)
東京生れ。本名、平岡公威(きみたけ)。1947(昭和22)年東大法学部を卒業後、大蔵省に勤務するも9ヶ月で退職、執筆生活に入る。49年、最初の書き下ろし長編『仮面の告白』を刊行、作家としての地位を確立。主な著書に、54年『潮騒』(新潮社文学賞)、56年『金閣寺』(読売文学賞)、65年『サド侯爵夫人』(芸術祭賞)等。70年11月25日、『豊饒の海』第四巻「天人五衰」の最終回原稿を書き上げた後、自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決。ミシマ文学は諸外国語に翻訳され、全世界で愛読される。

春の雨ではなく、雪ですね。

この本を選んだ理由
大学生の時、有り余る時間をどう過ごそうと考えていた時、読書に目覚めました。
その時に、手に取ったのが、三島由紀夫文学です。
なんか、三島由紀夫を読んじゃってる俺、カッコいい。ウェイウェイしてコンパしてる奴らとは一線を画すんだ。と心の中で叫んでました。

イキろうとしてる過去の私、恥ずかしい限りです。

春の雪のストーリーは、華族、皇族の煌びやかな恋愛一大叙事詩です。あと、輪廻転生とか夢日記とかロマン溢れる物語で、一度ハマると抜けれなくなるくらい面白いです。

春の雪以外にも『金閣寺』とかを読んだんですが、三島文学は一文が長くて修飾語、被修飾語のオンパレードで読破に時間をかなり費やしました。
「文字に酔いしれる」感覚を味わったのは、後にも先にも三島由紀夫さんの本くらいです。

33歳になった今でも三島由紀夫さんの本の衝撃は強く、結構印象に残っています。

なかなか外出しづらい世の中なので、酒に酔うばかりではなく、たまには文字に酔うのも面白いかと思います。

私も、家にいる時は巣ごもり読書習慣をつけていきます。

今日はここまで。

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