【エンタメ日記】『PERFECT DAYS』やっと観た編 2024/04/08~04/14
2024/04/08(月)
有休を取って歯医者へ。染みるやつは知覚過敏らしく薬で対処。それでもまだ染みるけど。それとは別に歯石がヤバいとのことで取ってもらう。結果、歯の隙間から空気が漏れてスースーするようになった。
さて、せっかくの有休なので、なかなか行く機会が作れなかった映画館へ行き、なかなか観る機会が作れなかった映画を観る。
【邦画新作】『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダース監督
kino cinema 新宿・シアター1で鑑賞。この名前になってからは初めて訪れる。白を基調としたオシャレなロビーになっていたが、このビルにある映画館の宿命として、座席数に対してロビーが狭すぎる。まあ、解決する方法は無いのだけれど。男子トイレの前にポパイ、女子トイレの前にオリーブの絵が描かれていた。
風呂なしの木造アパートに独りで住み、都内の公衆トイレを清掃する仕事に就く中年男のルーティンじみた日常が淡々と綴られる。(あえてこの単語を用いるが)「下層」の生活を描いているのに、丹念に生々しさを取り除いて漂白したかのような仕上がりになっており、端的に言えば”臭い”が存在しない。大体、役所広司が演じている時点で嘘っぱちなのだ。そのあたりに欺瞞を感じ、「下層」を珍しい生態と捉えて外から消費するような資本主義の闇を見出すことも可能だが、それ以前にいつものヴィム・ヴェンダースということであろう。この監督による生まれ持ったスノビズムが、現代日本社会を虚構の世界に変換しただけだ。そして、隈研吾の悪ふざけを始めとする奇抜なデザインの公衆トイレが、現実そのままの状態でヴェンダースの虚構世界に溶け込んでいる異常な光景こそが、本作最大の社会批評性である。
2024/04/09(火)
テレビアニメ『スナックバス江』で場外乱闘めいたことがあり、なんだかややこしいことになっているらしい。しかしまあ、映像化の監督vs原作者みたいな対立の構図になると、原作者のほうに支持が集まるのは仕方ないのは承知しているが、こういう時に「アニメから入って、それなりに楽しんだ層」が完全無視されるのがねえ。
2024/04/10(水)
真意は不明だが、多くの女性声優たちに誹謗中傷めいた発言を繰り返していたSNSアカウントが、とある人気女性声優の裏アカらしいとの話が出ているらしい。今の何もわからない段階で面白がるのは危険ではあるが。しかし裏アカって、一度もやったこと無いのだけれど、みんなやってるものなのか? 何かつぶやくたびに、いちいちログインし直すの面倒くさくないのか?
【書籍/新書】『文化大革命』矢吹晋 著
『三体』の背景を知るための補完で読んでみたが、最低限の知識はあらかじめ知っているうえで、付加的な情報を得るための著書だった。
2024/04/11(木)
iPhoneのlightningとヘッドフォンのジャックを連結するケーブルが、また壊れた。なんかすぐ壊れる。1本2000円くらいするのに。
2024/04/12(金)
水原一平、総額では280億円賭けて218億円戻っていたとの報道。ボクの競馬の回収率は一平さんに負けていることが判明。
【邦画新作/アニメ】『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』
新宿ピカデリー・スクリーン1で鑑賞。子供がいないのは平日の午前中だから。
別ブログにレビューをUPしました↓
【邦画新作/アニメ】『クラユカバ』『クラメルカガリ』塚原重義監督
テアトル新宿にて鑑賞。
実は現時点でもまだ監督が何者なのかも、どういう経緯で制作されたのかも知らないままなのだが、そういう予備知識ゼロでも充分に堪能できるのは、純粋に作品の力があるからであろう。大正レトロとスチームパンクを融合させた独特の世界観によって、「最先端の哀愁」という矛盾した感慨がひたすらに沁みる。日本アニメの2大フェティシズムである「機械」と「少女」が快活に動き回るのは、きわめて正当な伝統の継承だ。主題歌がそれぞれオーイシマサヨシとチャラン・ポ・ラン・タンだったり、『クラユカバ』の主人公の声が神田伯山だったりと、没入感のための仕掛けに抜かりがない。
2024/04/14(日)
【競馬】第84回皐月賞
・予想
本命:⑬ ジャスティンミラノ
対抗:⑧ ジャンタルマンタル
穴単:⑰ ビザンチンドリーム
・結果
1着:⑬ ジャスティンミラノ
2着:⑫ コスモキュランダ
3着:⑧ ジャンタルマンタル
単勝⑬とワイド⑧-⑬が当たり、今年の回収率が一平さんに並んだ。しかし最近はモレイラ騎手(コスモキュランダ騎乗)にやられがち。
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