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イベントって難しいよねって話し

僕はポケモンカードゲームの公認イベントオーガナイザーの資格を取得しています。ジャッジは自信ないから取ってないけど。
僕の住んでいる地域には、カードショップやジムバトルができるところが全然なくって、唯一自転車で行ける距離にあったTSUTAYAはトレカ全般から撤退しちゃったので、本当にポケカ不毛の地です。
それでも、ちらほらポケカをやってる、興味があるという子の話しは聞こえてくるんだけど、そんな子たちをうまく誘導できないかなぁと考えてオーガナイザー取ったんだよね。
しかし、取ったもののカードゲームのイベント経験とかほとんどないので、やりたいなぁと思いながら結局何もできていないまま1年以上経ってしまいまして。最近ようやく会議室とか借りれるシステムに団体登録したけど、結局計画はできていませんでした。ところがある日、我が家のメインポケカプレイヤーであるところの娘氏が、児童館でポケカの大会を企画したので手伝ってくれと突然の申し出。どうやら児童館でデュエマの大会が行われたようで、それを見て「ポケカもやりたい!」と自ら手を挙げイベントを立ち上げたとのこと。
実は児童館には以前一緒にポケカのイベントをできないか?と会話したことがあったんだけど、子供からの企画があがったことで協力要請という形で僕にオファーが入った。そんなんやるに決まってるじゃん!
まぁ、イベントといっても、日程さえ決めてしまえば場所も集客も児童館側でやってくれるので、正直のっかるだけの楽な仕事でした。

前日まではな!

予定していた大会形式は、デッキパワーに差が出ちゃうと面白くないので、スタートデッキ100をこちらで用意してそれを貸し出す形にしたトーナメント形式の大会にしようと話していたのですが、当日。予定していた参加人数に達しなかったことと、負けちゃって終わりだとすぐ別の遊びに行ってしまうので、せっかくなら沢山バトルができるように総当たりにできないかという要望があり、それならと総当たりにしてみました。
しかし、ここにノウハウがないので総当たり表は書いたもののあーだこーだと時間を食ってしまったり、そもそもの開催時間を間違えてしまっていたりとイレギュラーがポンポン出てくるwww
募集要項には前提として「ポケカができる子」と書いていたのだけど、「できる」の範囲が広すぎたwww 参加者のうち最年少の1年生は確かにポケカは「できる」…が これは「やったことがある」レベルの「できる」だった。対戦準備やシャッフル、自分の番にできることといった基本的なルールがほぼ入っていない状態。幸いほかの参加者にある程度できる子もいたので、低学年の子と戦うときは誰かしらが教えながら戦うという、大会というよりはティーチングのような感じになったね。
まぁ、この辺は僕もある程度予想はしていたのだけれども、娘はもっと猛者とバチバチやりあいたかったようで、ちょっと物足りない様子でした。いや君も児童館メンバーの強さ知っとるでしょwしかも主催者なのに全勝しちゃって、一緒に作った優勝盾を自分でもらうのちょっとなぁって感じになる始末w 参加者に事情を説明し、娘は優勝を辞退し、同率2位の子二人で決勝戦をしてもらい、無事に優勝盾を渡して大会はなんとか幕を閉じましたとさ。

反省点

ジムバや大会には何度も参加しているので、なんとなく流れはわかっていたけど、運営する側での「マッチング」や「順位付け」のノウハウを知らなさ過ぎた。そもそも知らないから一番わかりやすいトーナメントを予定していたのだけども、いろいろとイレギュラーは起こるもの。そのあたりも予測して、大会支援のツールをちゃんと使えるようにしておくべきだった。
それ以前に、「ポケカができる」子たちのレベル感をもっとちゃんと把握しておくべきであった。スタートデッキ100ならいいかなと思ったけど、やはりやるべきは「ティーチングイベント」だった。諸々の反省は次に生かしていこうと思う。

得たもの

今回は児童館主催で僕が協力した形になったので、いろいろと行政ルールに縛られて、出来ないことが多かった。具体的に言うとオーガナイザーイベントとして申請ができなかったこと。それゆえに参加証のプロモパックの配布もできず、ルールにより一般商品を使った賞品の授与もできないということで、優勝盾を自作した。ほんとはオリパでも作ろうかなと思ったけども。
しかし、今日話しを聞いたところ、僕が主催になって児童館に協力を依頼した形にすれば諸々OKになりそう。これは朗報!これによっていろいろと考えがまとまったので、次やるときはちゃんとオーガナイザー公認イベントとして出来る気がする!俄然やる気出てきた!

さて、ここから今日の気づきの本筋。
やはりトレーディングカードゲームみたいな趣味は、子供が続けていくためには親の協力が必要不可欠。特にジムバトルや大会に出てみたいと思ってる子たちには、親がもう少し助けてあげないと厳しい。今日の参加者の中1の子は、スリーブなしむき出しのレギュレーション無視のデッキを持ってきて、デッキの組み方を教えてください!なんて言ってきた!!
そんなん全力でいろいろ教えるじゃん!!でもさ、「カードは傷がついちゃうからスリーブに入れた方がいいよ」って言ったらさぁ、本人もわかっている素振りで「でもお金が…」なんて悲し気にいうわけですよ?そうだよなぁ…中1のお財布事情なんてそうなるよな。僕は大人だから、娘が企画した大会に必要なスタートデッキ100を10個用意して、全部にスリーブ装着して、もちろん身銭切って夜な夜な作業したけどさ。中1にそれは無理だもんなぁ… 今日使ったデッキのスリーブ全部引っぺがしてあげようかと思ったけど、それやると児童館的にもNGな気がするのでもうねぇ。
やっぱ親がさ、子供が自分から興味もってやってるもんにはさ、なんやかんや理由つけて甘くしてあげてもいいんじゃないかな。なんて思ったんだけど、多分アレなんだよ。親がポケモンやカードゲームに興味がないんだよな… 僕も中3~高校くらいの頃に、マジックザギャザリングにはまったクチだけど、両親はこれっぽっちも興味を示してくれなかったもんな。買えるパックには限界があるし、持ってるカードだけでデッキ組んで、ガチ勢の友人にフルボッコにされたりさ。それじゃぁ楽しめないよなぁ。
デッキの構築やパーツの必要数とかいろいろ教えてるとき、すごく興味深々に楽しそうに聞いてた中1男子の顔。自分の子供のそんな顔が見れるんだから、安いもんだと思うんだけどねぇ。そもそもそんな状況すら親はわかっていないんだよなぁ。
うん、決めた!
次にやるべきイベントは、地域親子ポケカ体験会だ!
親が参加することに意味がある!
子供に体験してもらいながら、親に訴求するイベントだ。
ボーイスカウトでよくやったやつだwww
親を口説き落としてこそ道が開く。
僕のオーガナイザーとしての指針が一つ決まった
そんな今日のイベントでした。

でも、子供たちはみんなすごく楽しんでくれたので
本当にやって良かった。
事の発端の娘の行動は、しっかりと周りに響いて記憶に残る事が起こったんじゃないだろうか。そんな経験も超大事だよね。
ジュニアやシニアのオーガナイザー資格とか作ってほしいな。

おわり

イベント用に身銭切ります。

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