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小学生の友達

私は健康維持のため、近所のスイミングプールに通っているのだが、そこのプールにはスイミング教室もあり、幼児からお年寄りまで、幅広い年齢層の方々が通ってきている。

スクールのコースと一般コースは仕切られているのだが、プールサイドや更衣室では一緒になる機会も多く、いろいろな出会いがあるのも楽しみの一つなのだが、そこで友達になった、小学生たちのことを書きたいと思う。

彼らは一種の天才で、小学生にして独自の視点を持っており、感心させられたり笑わせてもらったり、一緒にいて飽きるということがない。

先日も、Perfumeの「チョコレートディスコ」の曲調に合わせ、
「くっろやなぎ てつこ くろやなぎ てつこ くっろやなぎ てつこ
くろやなぎっ てつこっ!」
と合唱しているのを聞いてしまい、私の頭の中はその曲がヘビーローテでリフレインしているのだ。

今日も今日とて、探偵と刑事役に分かれた寸劇が繰り広げられており、刑事役が探偵役に「犯人の目星は?」と尋ねると、探偵役の子はたっぷりとタメを作った後、これ以上ないくらいのドヤ顔で、

「・・・これは・・・人見知りの犯行ですな・・・」

私はひと泳ぎ終わって、ベンチで水分を補給していたのだが、盛大に噴き出してしまい、無用の注目を浴びてしまった。

おそらく「顔見知り」と言いたかったのは、寸劇の前後でなんとなく想像がついたのだが、まさか「人見知り」だとは思わなかった!
犯人は恥ずかしさのあまり凶行に及んだのであろうか!?
(被害者役はお腹を刺されてプールに浮いている)

他にも、「ざっくらばん」だの「プスーン」だの、言い間違いなのか何かの暗号なのかはわからないが、とにかく聞いていると自然に笑みがこぼれるのだ。

ちなみに、私がNOTEの書き終わりのあいさつとして書いている、
「じゃわっとさんばばん!」
は、彼らから教えてもらった「じゃあね!」的な意味の言葉なのだが、響きが大変気に入っており、何とか流行らせたいと思っているのだ。

とにかく、最近ではこの子たちと会話がしたくてプールに通ってるようなものである。

この、「小さな天才」たちが、どのような大人になっていくのか、非常に楽しみで、大人としてはこういう何気ない笑顔のある日常を、次世代に引き継がなくてはならないなあ、とつくづく思う次第デス。

それじゃあ、じゃわっとさんばばん!




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