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時間を止める時計(5)(140字の小説)

「貴方は何故ここにいるのですか?」
と、私は怒りの気持ちを鎮めおとなしく言った。
「まだ解らないかい?私は時間を自由に操っているんだぞ。君がこの店に入った時に時間を止めて君の服を置いたのさ」

「そんな事が・・・本当にできるのか?」
私は半信半疑だったが、男の云う事を認めざるを得なかった。

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