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血を分けた物(140字の小説)

蚊を両手で潰したら、手に血がついた。
勿論、人間の血だ。

誰の血?この家には私と妻しか居ない。

妻に尋ねた。「蚊に刺されなかったか?」と
「刺されていないよ」との声
私を見ると刺された跡がある

あの蚊は、私の血を吸っていた!
「僕の血、美味しかった?」と、聞いてみたいが
刺された事には腹が立つ。

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