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台湾が気になるあなたへ

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台湾で生活し、日々取材を重ねるなかで「これは日本に届けたい」と思ったトピックについて、時にインタビューも交えながらお届けする、台湾あちこち見聞録。多様性/教育/ジェンダー/環境/… もっと読む
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2023年8月の記事一覧

《台湾本のおすすめ》『茶室女人心:萬華紅燈區的故事』(李玟萱/游擊文化)

先日、台南で開かれる新刊の刊行記念イベントのために政大書城を訪れた時のこと。私の前に、別の方の刊行記念イベントが開催されているのを、担当編集さんと拝聴していたところ、とても興味深かったので本を購入しました。 書名:『茶室女人心』 副題:萬華紅燈區的故事 作者:李玟萱 企画:珍珠家園婦女中心 撮影:Zoe Chen 装画・挿絵:陳珮淳 出版社:游擊文化 出版日期:2023/05/31 台湾の実力派作家李玟萱さんによる、萬華のセクシャルワーカー12名のオーラルヒストリー萬華と

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「正しいかどうか」ではなくて、あなた自身の言葉で説明してほしいんだと思う

8月24日に開始された福島第一原発処理水の海洋放出は、翌25日、台湾でもトップニュースになっておりました。 日本から輸入される食品も多いですし、お隣にある島国(=海に囲まれている)ですので、関心が高いのは当然のことのように思えます。

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台湾で一緒に朝ごはんを食べる「ぶらり台湾朝ごはんの会」をはじめます

雑誌『&Premium』さんで朝ごはんについて連載させていただき始めたのは、2018年の11月発売号のこと。あれからはや5年近く経過しました。 毎月連載して、今ちょうど60回目の原稿を書いているところです。 最近、ウェブに転載されるようになったので、良かったら参考いただければ幸いです。 台湾で一緒に朝ごはんを食べる「ぶらり台湾朝ごはんの会」を始めようと思います台湾グルメは旅の大きな魅力ですが、なかでも私はこの「朝ごはん」の文化は、エッセイ『台湾はおばちゃんで回ってる?!

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「性犯罪歴の人は排除、実母より頼れる 台湾政府の託児シッター制度」(日経ARIA連載)

『日経ARIA』での連載、9回目となる今回は、「台湾政府の託児シッター制度」について書きました。(2023/08/24公開) 以前からずっと書き続けている台湾の政府による託児シッター制度ですが、今回は「次男が生後10カ月のタイミングで地方都市(台南)へ数日間出張に行き、オードリー・タンさんを取材できたのも、シッターさんのおかげ」「実母に子どもを預けるより、シッターさんに預ける方が気楽」だと思ったことなど、自分が利用した経験を多めに書いてみました。 シッター制度が台湾のよう

NHK朝の連ドラ『らんまん』台湾編がスタート/Voicyゲストに父が初登場:日台の林業交流について、研究者の父に聞く

NHK朝の連ドラ『らんまん』台湾編がスタート日本の植物学の父・牧野富太郎氏をモデルにしたNHK朝の連ドラ『らんまん』。 片倉佳史さん・真理さんご夫婦から8/30(予定)から『らんまん』の台湾編がスタートすると伺いました。片倉佳史さんがお仕事で関わられたそうです。NHKの朝ドラに台湾が登場するなんて…と胸熱です。 ぜひ一緒に楽しみましょう! Voicyゲストに父が初登場:日台の林業交流について、研究者の父に聞くここからはちょっと内輪な話で恐縮なのですが…。 片倉さんご夫

台湾のお祭り、最強おばちゃん現る!(本当に助けられました…)

日本統治時代から大溪で100年以上続くお祭り、「大溪大禧」を訪ねる旅へ。台北郊外、人口10万人規模の地方都市・大溪。 そこには日本統治時代から100年以上続くお祭り「大溪大禧」があるということで、ライター仲間の片倉真理さん、田中美帆さん、そしてフォトグラファーの五味稚子さんと一緒に、そのお祭りに合わせて現地を訪れようと、半年くらい前からお宿を予約し、楽しみにしておりました。 現地に移住し、地域に根ざした日本人女性の存在 きっかけは、結婚を機に大溪に移住し、地域に根ざして2

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書店の本棚に囲まれて過ごせる! 台南で泊まったホステル

『台湾はおばちゃんで回ってる?!』の台湾版『我成為台灣歐巴醬的修練之路』出版記念イベントが台南で開催されるにあたり、前日から台南に宿泊してみることにしました。 前乗りしようと話した台湾人の友人からおすすめされたホステルが、本当に素敵だったので書いてみます。

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【YouTubeあり】台湾「オークラ プレステージ台北」と富山の老舗鋳物メーカー「能作」がコラボしたスペシャル会席コースが登場(8月末までの限定)

2020年、個人的に「おっ」と思ったのが、富山の老舗鋳物メーカー「能作」さんが台湾に進出されたことでした。 大直にフラッグシップ店を構えられ、台湾の素敵なデザイナーさんやクリエイターさんたちとコラボレーションしながらワークショップをたくさん開催されていて、「すごく鮮やかな進出だな」と思い、注目しておりました。 やはりそうした一味違う台湾進出には訳があるわけで、「能作」台湾の現地運営を担当されている、平川正紘さんというキーマンがいらっしゃったことを、後から知りました。 そ