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原恭久「キングダム65」宜安決戦を前に

原恭久「キングダム65」(集英社)。電子書籍版はこちら↓

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 趙で大王に疎まれて、敗戦の責任を取らされて、三大天の座を追われた軍師・李牧。その後も繰り返されれ趙軍の度重なる秦への敗北で再び表舞台へ。ことに桓騎軍による趙軍の捕虜100万人を処刑した悪夢と打撃に、切羽詰まった趙。追い出したはずの天才・李牧を再び必要とした。南方から首都・邯鄲方面に攻め上がる秦軍を、李牧は敢えて北方の宜安に誘い込む。王翦と桓騎の連合軍は20万人の大軍となるが、李牧は宜安に敵が到達する前に巧みに秦軍の兵力を削いでゆき、秦軍が気がついた時には半分くらいになってゆく。ことに家族を殺戮された趙兵たちの桓騎軍への怨念は深い。直感的に道行きに不気味な運命を感じる飛信。誘い込む李牧、吸い込まれる秦軍。騙されるのはどちらだ? いよいよ宜安決戦の幕が開こうとしている。


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