![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/76908738/rectangle_large_type_2_04a9f8a8666bd1987c1450733369562d.jpeg?width=1200)
桜餅の東西折衷案
春になると「本当の桜餅とは?」という議論になる。それは関西が道明寺、関東が長命寺と製法が異なるからだ。既に答えは出ているが、日本全国の大勢を見ると道明寺有利である。しかしこの二つの立場を宥和する桜餅が現れた。それは先々代が京都の老舗亀末廣で修行して暖簾分けをされた京都は二条「亀廣脇」。毎年この時期になると「東と西の合体」桜餅が登場するそうだ。この桜餅は外側が長命寺風の桜餅だが、中が餡ではなく道明寺。道明寺と長命寺を両方楽しめる桜餅ということで人気だそうだ。京都なので食べたことはないが、中の道明寺の甘さが絶妙と聞く。店では予約が主で、いきなり行ってもこの桜餅が買えるわけではないほどの人気とか。残念ながら通販も扱いなし。
ちなみに粒餡派かこし餡派かということに関しては、アサヒ芸能3/24号の連載漫画「めしばな刑事タチバナ」のテーマとなっている。元々は関西が粒餡、関東がこし餡だったそうだ。これは小豆の品質から来た傾向だそうだ。甲乙つけがたい勝負だが、概して粒餡6対こし餡4くらいの傾向。そして粒餡が高級っぽい位置付けの商品開発と見られる傾向とか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?