見出し画像

「BRUTUS」2/15号「温まる、洋食」

「BRUTUS」2/15号は「温まる、洋食」特集。2016年10月「町の中華」以来の素晴らしい特集企画だ。サブタイトルは「ハンバーグ、オムライス、ナポリタン・・・日本が誇る洋食店92軒の物語」。うち東京は数えてみたら26軒。なかなかのお店のチョイスである(もちろんここに載っていなくて素晴らしいお店も多いが)。中には喫茶店や洋食を出す町中華まである、フリーな視点での絞り込み。全国という点では熱海、京都、神戸、博多まで足を伸ばしている。そして海外も台北やニューヨークまでカバー。

https://magazineworld.jp/brutus/

 東京で行ったことのあるのは僅か11軒だった。行ったことのあるお店では、自分の好みでは「お座敷洋食」コーナー。和の佇まいで、レトロ洋食を頂く喜び。特に五反田「グリルエフ」はヘビーに好き。ここで宴会の幹事を務めた際は好評だった。

 行っていない16軒のうち『行ってみたいな』と思っていたお店は4軒あった。日本橋「レストラン桂」や新宿「珈琲西武本店」などは近々に訪問を企てている憧れのお店。

 そして洋食が嫌いという人はまずいないだろう。エビフライ、オムライス、ドリア、ナポリタン、カレーライス、ハヤシライス、コロッケ、トンカツ。いわゆるレトロ洋食という分野。自分は「昔ながらの洋食店」というSNSコミュニティで管理人の一人を務めているが、ここでちょっと難しいのが、フレンチやイタリアンやインド料理との区別。例えば代官山「ポール・ボキューズ」「ASO」や八重洲「エリックサウス」「ダバインディア」のようなお店を、この特集で選ぶことはないだろう。ルーツは海外にあるとしても、あくまで日本で生まれ育った料理を指す。もう一つ難しいのが大衆食堂。ラーメンや海鮮丼があるお店を洋食店とみなすかどうか。「昔ながらの洋食店」コミュでは規約で認めていないが、「BRUTUS」では浅草「やよい」「ぼたん」など町中華も加えている。料理という点では範疇内、お店という点では範疇外と解釈している。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?