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札幌ドームお別れセレモニーの感動と日本ハムファイターズの功績

うーん、新庄BIG BOSSカッコ良すぎ! 札幌ドームお別れセレモニーを観て涙と嗚咽。ピッチャーマウンドに脱いだBIGBOSSのユニフォームを置いた姿に落涙止まらず。ケジメをつけるという意味で、多くの他チーム監督やいつまでも居座っている野党党首たちに見せてあげたい。そして一転して「新庄」復活。今の日本でここまで観客の心を揺さぶることのできる野球人は他にいないから(大谷翔平は日本ではなく米国にいる)、BIG BOSSの退場を悲しんだ野球ファンたちも大歓迎だったろう(自分もそうである)。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3e6d3755b2ba242577d0e6320b55943678740aea

 たしかに「日本ハムファイターズ」という球団は、日本の野球史を変えてきた。これがセ・リーグの金満球団にできるかと問えば、絶対にあり得ない。19年前に始球式を務めた7歳だった少女が26歳の妙齢の女性になって始球式ならぬ終球式を務めた、演出のセンスの良さも日本ハムファイターズならでは。

1️⃣拓銀や雪印の経営悪化などで苦境に喘いでいた北海道を本拠地にすることで道民に希望を与えた。

2️⃣人気の斎藤佑樹を迎えたが、長く不振の彼を支えて、選手寿命を保ったことで『諦めない意義』を伝えた。

3️⃣ダルビッシュ有をはじめ、大谷翔平や有原航平を大リーグに送り出した。人気選手、実力選手をチームに繋ぎ止めないで、自由な意志に任せる主義。そのことで人件費を浮かせて、新人を育てる方針。

4️⃣2011年のドラフト会議で、原辰徳監督の甥である菅野智之投手を指名して交渉権を獲得。是非はともかく、世間では8〜9割が『菅野は日ハムに行くべき』という意見が大勢だった。その後も大リーグ挑戦の意志を表明していた大谷翔平を指名して翻意させた。

5️⃣稲葉監督、栗山監督という侍ジャパンの監督を送り出した。プロ野球出身者が監督を務めるようになった2003年から歴代9人(それまでは社会人野球チーム出身者)。4人(長嶋、王、中畑、原)を輩出した巨人に次ぐ多さ。

6️⃣野球解説者の多くから非難された大谷翔平の二刀流を認めて、大リーグに送り出した。大谷翔平は世界的にも稀有な成功例となった。

7️⃣長らく球団に貢献してきた中田翔の暴力事件を、巨人へのトレードで救った。中田翔は巨人の4番に居座っている。

8️⃣新庄BIG BOSSの監督招聘。破天荒な戦術に野球解説者たちからの批判が集まった。BIGBOSSの話を聴きながら『本人も苦しんでいたが、初志貫徹したんだな』と。最下位独走にも球団は解任はしなかった。その結果として松本剛の首位打者獲得、くすぶっていた清宮幸太郎の覚醒、万波中正や野村祐希などの若手を育てた。投手も伊藤大海、上沢直之、加藤貴之の先発三本柱は育っている。


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