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浅草橋の丁寧な仕事「寿し政」納豆まぶし

国技館を抜け出しての浅草橋ランチは、今年でも一二を争う美味しい収穫だった。浅草橋駅西口から中華「天竜」の脇を5分歩いた路地裏に潜む「寿し政」(九段下や銀座の「寿司政」とは関係ないそうだ)。オーダー前から大将と角力話に花が咲く。お店の直ぐそばに高砂部屋があって同級生が入門していたり、お客さんとして宮城野部屋の力士もよく来るそうだ。芥川賞作家の辻原登「遊動亭円木」にも取り上げられたお店で、大将は二代目だそうである。
 ランチ名物は「納豆まぶし」@1100。そこにトビコと鶉の卵をトッピング。「納豆まぶし」は包丁で叩いた納豆とトロ鮪のすき身に帆立の細切りを混ぜたお重。脇に蒲鉾、卵焼き、漬物がお供している。ネットリしたネバネバ系は大好物。醤油をかけなくても下味がついている。トッピングしたトビコのプチプチ感も大正解の快感だった。大変に手の込んだ料理で、夢中になってしまうほど美味しかった。自分は美味しいと思わなかった時は「不味い」とも書かないが「美味しい」とも書かない。しかしここは本当に美味しかった。文句なしの太鼓判。
https://s.tabelog.com/tokyo/A1311/A131103/13041420/


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