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高田馬場「いせ万」、旨いがこれが「伊勢うどん」⁈

高田馬場の開拓第三弾。昨日通りかかって興味を惹かれたお店は伊勢うどん「いせ万」。東京で伊勢うどんを食べられるお店はあまりなく、しかも学習院下から高田馬場に向かう抜け道の2階という穴場にある。シャキッとした母親と寡黙な息子さんらしき二人で切り盛り。

 オーダーは「肉きざみおうどん(温)」(「お」が接頭に付くところが関西らしい)。「冷」と「温」があったが、「温」なら「おじや」が付くというので、興味を惹かれて「温」にした。

 出てきた伊勢うどん「肉きざみおうどん」は、薄口醤油のお出汁に、丸くてブッとい饂飩。その上に豚肉と刻んだ油揚げがドッサリのっている。麺にはコシがあり、お出汁の効いた汁も味わい深い。さて「おじや」だが、饂飩を食べて残った汁にご飯を投入。ご飯には白胡麻と山葵がかけられている。もともと美味しかった汁に山葵と胡麻がかけ合わされて、なお一層の風味。「おじや」のおかげでお腹もいっぱい。

 しかしである。これを「伊勢うどん」と呼ぶのだろうか? 以前に渋谷ヒカリエ「茶寮伊勢 藤次郎」で食べた「伊勢うどん」は、太さは同じくらいだったが、芯がなくフニャフニャだった。そもそも「伊勢うどん」はフニャフニャに特徴があるのではなかったか。また「伊勢うどん」に「温」があるのも初耳。今まで食べてきた「伊勢うどん」は、ほぼ汁なしで、とても甘い醤油ダレが丼の底に溜まっているという感じだった。この日食べた饂飩は京都「しっぽくうどん」に近い。そう言えば置いてあった薬味も黒胡椒。いろいろ疑念が生じたが『美味しかったからまあいいか』。改めて「冷」を食べにきて「伊勢うどん」の実態を確かめたい。

https://s.tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13057884/

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