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「葛引きそば」とは何だ?

すっかりお気に入りになった「寺方蕎麦長浦」。お店が気に入っているのか、料理が気に入ったのか、女将にぞっこんなのかは自分でもわからないけれど、たぶんどれも正解。とにかくやたらとこのお店に通っている。女将には常連客というだけでなく、妙な質問を繰り出してくる『変な客』だとおそらく思われている。
 ここでずっと気になっていた「葛引きそば」@1500。以前に隣に座っていた老夫婦の旦那さんが頼んでいて『なんてシブいオーダー‼️』とウットリして以来。出てきた丼を見て感嘆。『美しい❗️』。そうここの蕎麦は美しいのである。類い希なる際立ったビジュアル。葛をトロみを出して餡かけのようにしてあるのだが、卵で溶いて卵とじのようにしてある。それ以外の余計な具材は一切入れていないところが、断然キッパリしている。実は正月に似たようなメニュー「卵とじそば」をここで食べたのだが、見た目も味も全く違う。写真の向かって左は「葛引きそば」、右は「卵とじそば」、寒いので身体が温まる。女将に勧められておろし生姜を落とすと、また風味が香り立つ。美味しいからツユも全部飲み干した。蕎麦食を続けていると体重も減っていい。健康診断の直前は蕎麦食ウィークにして臨時ダイエット。
 このお店であと食べておきたいのは女将推薦の「納豆そば」。こちらもなかなかのヴィジュアルだそうで「虎ノ門の『大坂砂場』の『納豆そば』みたいな感じ?」と訊いてみたが、キッパリと「全く違う」と断言。「いったいどんな蕎麦なんだろう?」と返すと「それは食べてのお楽しみ」とのこと。女将の掌で転がされる自分であった。
https://s.tabelog.com/tokyo/A1311/A131102/13003698/

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