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何度も観れば観るほど楽しくなる「となりのトトロ」

今年の夏休み金曜ロードショー第2弾は「となりのトトロ」。ずっと笑って、ずっと泣いていた。いいなあ、田園風景(きっと男鹿和雄さんだろうな)。いいなあ、同じクラスにサツキがいたら。いいなあ、メイみたいなお茶目な妹がいれば。いいなあ、あんなに理解のあるお父さんがいたら。いいなあ、あんなに綺麗なお母さんがいたら。いいなあ、カンタの純情。いいなあ、柔らかそうなトトロのお腹。いいなあ、行先別一直線の猫バス。いいなあ、おばあちゃんの畑で採れる野菜。いいなあ自然が豊かな松沢地区。いいなあ、マックロクロスケのいるお化け屋敷。いいなあ、通り過ぎる道行く人も親切。いいなあ、久石譲の曲。いいなあ、井上あずみの歌。いいなあ、エンディングのメイとサツキとおばあちゃんとカンタの涙の再会。もはや号泣。

 宮崎駿監督の『すごいな❗️』と思うところは「紅の豚」のように大人向けには大人向けでキッチリ描くし、「となりのトトロ」のように子供向けには子供向けで鮮やかに描き分ける力。しかも大人も子供も一緒に楽しめる。この映画も映画館で3回観た。その後でテレビで数回観た。でも何回観ても感激は変わらない。むしろ観れば観るほど味が出る。そして宮崎駿監督は、ありとあらゆる漫画やアニメ番組をきっと漏れなく読んでいる。サツキの女友だちミチ子には「魔法使いサリー」の女友だちのよっちゃんの影がよぎった。きっとすごい勉強している。だからこそあそこまで深く描き込める。次週は観る度に泣いてしまう「耳をすませば」。

https://www.ghibli.jp/works/totoro/


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