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激怒して赤面した人が恥の多い人だったら

そんな人は情緒不安定な人です。そっとしておいてあげましょう。

と、冗談はともかく、教科書に載っている超有名な太宰治の作品は「走れメロス」ですよね。王様にメンチ切って、妹の結婚式で酒池肉林して、親友と殴り合いの青春活劇を繰り広げる政治がわからない人の話です。

最後には王様も仲間になって、それなんて週刊少年ジ◯ンプ?と思わずにはいられないみんな大好き走る人。勿論、脳内bgmは爆風スランプです。

ですけど、まあ、やっぱり太宰といえば「人間失格」だと思うんですよ、僕は。あのクズさ加減とか、薄暗い感じとか、「太宰はもうダメだ」と言いながらも自分の中にシンパシーを感じそうになるあの感じ。あれこそ、太宰ですよ。

そこでですよ、太宰を載せるなら「人間失格」にしろーっと主張したいんですよ。

中学生という多感な時期にこそ人の本質を叩き込んでやるのです!そんな時期にこそ、読書の楽しみを植え付けてやるのです!

……

…………

………………あ、ダメだ。学級崩壊するわ(笑

多感な時期と言いつつも、僕は当時それほど教科書から影響は受けませんでしたが、(精々「夏の日の思い出」でエーミールの「そうかそうか。つまり君はそういうやつだったんだな」という台詞が流行語大賞になった程度です)流石に教師陣が辛そうです。

サボってばかりいた大学時代を思い出しながら「恥の多い生涯を送って来ました」。

ぼっち飯の高校時代を思い出し、「恥の多い生涯を送って来ました」。

遊びになんて誘われたことのない中学時代を思い出し、「恥の多い……

ぐばああっっ!(吐血

ぼ、僕のことじゃないです。僕のことじゃないですよ!?

うん、やっぱり「人間失格」はダメだ。「桜桃」にしよう。それがいい、そうしよう!

…………あかんわ。

もう、そもそも誰だよ、教科書に太宰治載せ始めた奴は……



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