2015年四川・陝西中国史遺跡の旅5日目 ~漢中・勉県遺跡巡り編~
この旅行5日目にして初の晴天。やはり山脈を越えると天気も変わるのだろうか。
この日は漢中の隣町・勉県での史跡巡りがメイン。というわけでバスターミナルに向かったのだが、その途中には古虎頭橋と呼ばれる史跡がある。魏延が馬岱に斬られたと伝わる場所である。
1時間程度バスに揺られて勉県に向かう。勉県到着後は4路の市バスに乗り換え、終点の水磨湾へ。
終点まで乗っていたのは自分だけで、運転手に水磨湾に行きたいと告げると、終点付近のガソリンスタンド跡で降ろしてくれた。
降車地点のすぐ近くに吊り橋があり、それを渡ると古陽平関が見えてくる。
勉県は陽平関の他にも三国志関連の史跡が集中しており、特に蜀好きにはぜひ行ってみてほしい。
古陽平関を後にして歩くこと数十分、道路の右手に勉県武侯祠が見えてきた。
ここは人気観光スポットなのか、道路の向かい側に観光バスが停まっており、たくさんの人民たちが見学に訪れていた。
敷地はそこそこ広く、内部には諸葛亮や彼にまつわる武将の像、空城の計を模した建物もあった。
武侯祠を出てから道路を渡って川沿いに遊歩道を進むと馬超墓がある。
事前の情報収集時に比べて格段に整備されており、墓石を覆う建物ができていた。こちらは武侯祠と異なり、人民は全くいなかった。
馬超墓を後にして、タクシーで勉県中心部へ戻る。
この時タクシーの運転手と少し話したが、「日本人は本当に三国志好きだなぁ」的なことを言っていた。
勉県市街に戻り、5路のバスで諸葛亮墓へ向かおうとしたが、待てど暮らせどバスが来なかったため今回は諦め、漢中市街に戻った。
この時点でかなり時間が押していたため、漢中博物館も諦めて宝鶏行のバスを待つことに。
漢中入りした時とは別のバスターミナルから乗ったが、かなり小規模で、しかもバスが定時になっても来ない。
同じく宝鶏行を待っていたおばちゃんと共同戦線を張り、バス乗り場の奥にいた事務員に聞き込みを敢行、何とか目当てのバスに乗ることができた。
ありがとう、おばちゃん。
漢中から直接宝鶏に向かうため、険しい山道を越えることとなった。
途中工事車両が渋滞していたり、休憩の時にガソリンスタンドで買ったオレオを車内にぶちまけたりしながら6時間かけてなんとか宝鶏へ。到着したころには日が暮れていた。
この日は宝鶏で事前にチェックしていたレストランに行こうと思っていたが、残念ながら到着したころには閉店していた。
色々な場所に未練を残した日だった。
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