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2015年四川・陝西中国史遺跡の旅6日目 ~五丈原・西安編~

6日目は宝鶏からバスとタクシーを乗り継ぎ五丈原へ。まず宝鶏からバスで郊外の蔡家坡へ向かい、そこからタクシーを使って五丈原へ向かう。タクシーの運転手人民が親切にも山上まで連れて行ってくれたので、五丈原諸葛亮廟に直接乗りつけることができた。

宝鶏の歩行者天国
五丈原諸葛亮廟
半ば無理やり買わされた線香(2元)

諸葛亮廟の中はかなり広く、様々な武将の塑像に加えて簡単な博物館もあった。

諸葛亮の北伐にフォーカスした博物館
木牛
流馬
諸葛亮像。まさかの金色
諸葛亮の妻・月英にも独立した廟が与えられている
全体的に塑像のレベルが高い。これは魏延像
五丈原に落ちたと伝わる隕石
石碑の裏には実際(?)の隕石が嵌め込まれており、お布施が突っ込まれていた
諸葛亮衣冠塚。遺体そのものは漢中にあり、ここには衣服のみが埋まっているとされる
あの蒼空、極はいずこであろうのう

五丈原周辺は台地状の地形となっているため非常に見晴らしがよく、個人的にはこの旅のハイライトとなった。少々行きづらい史跡ではあるが、三国志好きなら訪れて損はないだろう。

下山後、蔡家坡から直接西安に向かう。西安到着後は地下鉄で市街地中心部へ。
西安でまず訪れたのは、八路軍西安弁事処紀念館である。

八路軍西安弁事処紀念館

ここは色々な体験型展示あり、中国共産党の重鎮が実際に使った部屋ありでなかなか面白い施設だった。中国近現代史に興味があれば是非訪れてみてほしい。
なお関連施設の楊虎城記念館はリニューアル準備のため閉館中だった。

お次は碑林へ。

想像よりも広い敷地
碑林というだけあり、文字通り石碑が林立している

書道の教科書で見たことのあるような作品がずらりとならんでおり、書道をたしなむ方におすすめのスポットだ。

そして西安と言えばやはり城壁。

レンタサイクルのサービスもある

城壁から降りた後は回教街の屋台を少し覗き、名店・同盛祥で羊肉泡馍を食した。

回教街。食べ物やお土産の屋台が所狭しと並ぶ
羊肉泡馍。自分でパンをちぎり、そこにスープを入れてもらう方式

成都から始まり、漢中を経て西安で終わる旅を計画し、実行したわけだが、実際に西安に着いてみると北伐を疑似体験したような気分になり非常に感慨深いものがあった。歴史上の人物の歩んだ道をなぞってみるのもまた旅のひとつの選択肢なのだろう。

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