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古田 亘 流鏑馬が見たいんだよね。

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写真集「YABUSAME TAKEDA-RYU + WATARU FURUTA」ができるまでと、これから未来にどう活動していくのか。写真集にまつわるいろいろなことを書いていきたい… もっと読む
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記事一覧

古田 亘 流鏑馬が見たいんだよね。 [第12回] 「極意の全速力」

流鏑馬の馬場は200メートル強。的は3つ。 スタート地点からゴール地点まで馬を全速力で走らせ…

古田 亘 流鏑馬が見たいんだよね。 [第11回] 「ギャップ萌え」

2019年10月27日、神奈川県庁前 日本大通。 その昔、武士は毎朝お城に通っていた。現代の朝の…

古田 亘 流鏑馬が見たいんだよね。 [第10回] 「天長地久」

2019年10月27日、神奈川県庁前 日本大通。 宇宙が永遠であるという証拠はない。人間が死ぬこ…

古田 亘 流鏑馬が見たいんだよね。 [第9回] 「美しく儚いもの」

2019年10月20日、京都上賀茂神社。 京都で流鏑馬を観る、ということはやっぱり格別だと感じま…

古田 亘 流鏑馬が見たいんだよね。 [第8回] 「笠懸(かさがけ)」

2019年10月20日、京都上賀茂神社。 毎年10月の第三日曜日に行われる恒例の笠懸(かさがけ)神…

古田 亘 流鏑馬が見たいんだよね。 [第7回] 「侍の凄さ」

2019年5月1日 東京・明治神宮。 あさ9時。原宿に位置するこの広大な神社は、ここが東京とい…

古田 亘 流鏑馬が見たいんだよね。 [第6回] 「立原正秋」

あなたが帰ってこないことは分かっています。 という妻が主人公のお話「流鏑馬」。立原正秋の作品です。 その大きな鎌倉の屋敷には夫の両親がいて夫の弟がいる。屋敷を切り盛りし、皆の食事も作るのは妻である。それは夫がいるとかいないとか関係ない、変わらない彼女の仕事であった。 弟は流鏑馬をやる。伝統的な装束で馬を馳せ矢を射る姿は、彼女が育ってきた世界では見られなかった男の姿だった。 彼女の裡(うち)にはいつしか弟の姿があった。。。 「儀式と制約のうちに己をおくことで自らの青春に厳しさ

古田 亘 流鏑馬が見たいんだよね。 [第5回] 「白い罌粟(けし)」

立原正秋という作家が好きだ。 彼の「白い罌粟(けし)」という作品が好きだ。 あやしく、美し…

古田 亘 流鏑馬が見たいんだよね。 [第4回] 「猛スピード疾走の前」

 鎌倉 鶴岡八幡宮 研修道場前にて。続き。  ここの葉っぱは食べていいの? というこちらの…

古田 亘 流鏑馬が見たいんだよね。 [第3回] 「非日常な馬の存在」

 鎌倉 鶴岡八幡宮 研修道場前にて。  鶴岡八幡宮に剣道や弓道の稽古をする研修道場というと…

古田 亘 流鏑馬が見たいんだよね。 [第2回] 「カッコイイの代名詞」

 京都 上賀茂神社にて。  射手が的を射抜く姿を、姫たちはこっそりと、でもじっくりとみつ…

古田 亘 流鏑馬が見たいんだよね。 [第1回] 「流鏑馬に不思議な力あり」

   2016年4月17日。鶴岡八幡宮にて。   その日は朝から嵐で、流鏑馬の中止が予想されまし…