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読書 「タマゾン川 多摩川でいのちを考える 」 山崎充哲 (著) 旬報社 タマゾン川はないけどペット問題は深刻

1 この本について
自然環境調査コンサルタントであった、山崎さん(故人)が、捨てられる熱帯魚、カメなどを預る「お魚ポスト」を運営していた話しを中心に、環境問題を語った本です。
タイトルからすると、多摩川には、とんでもない魚が、うようよいるイメージを受けますが、そんなことはないです。間違った認識でしょうか?ご存じの方がいれば教えて下さい。
写真は多摩川(川崎)で手長エビ釣りに出かけた時のものです。沢山のハゼと、少しだけ手長エビが釣れました。多摩川はこれぐらいの自然は残っています。

2 本書との出会い
タイトルのインパクトが大きくて購入しました。
読んでみると、子供向け風に書かれているところがあるのですが、そうだとしたら、難しすぎます。いろんな情報を外部から引用しているのに、それが書かれていないのも、気になりました。
山崎さんは、私と同世代。多摩川愛がすごく、そこは共感してます。

3 ペット問題の提起にタイトルが貢献
タイトルを「お魚ポストの物語」、「多摩川で環境を考える」とかででなく「タマゾン川」としたことで、タイトルにひかれて、あるいは、なんだろう?と気になって、買い求めた人がたくさんいるはずです。
結果として、熱帯魚、爬虫類、両生類、などを捨ててしまう問題を広く知らせることに成功しています。


写真1 手長エビ釣り中


写真2 半日の釣果(大人4名と子供1名)


写真3 本誌の表紙(著者撮影)

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