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読書 「多摩川探検隊 」辻まこと (著) 小学館ライブラリー 稀代の自由人の声を聞く時代

,1 この本について
辻まことさんのエッセイ集です。タイトルは多摩川探検ですが、多摩川に関する話しは一章のみで、後は山、自然、そこに生きる人の話しです。
少年時代に辻さんは、仲間と徒歩で、多摩川源流を目指しました。壮大な計画に対して実行力がまだなくて、行き着けない話しなのですが、好奇心、行動が後の生き方につながっている証と読みました。
大人になってから山で遊ぶ話し、山や海での遊びを、キャンプブーム(コロナで開花)から始めた人達の心の拠り所になればと願います。

2 本書との出会い
私が30年以上楽しんでいる山スキーつながりで辻さんを知り、画集「山で一泊」を買い求めました。狩りはしないですが山での釣り、たき火、辻ワールドは大好きです。そんな辻さんが多摩川?その関係を知りたくて、タイトルだけで購入しました。

3 稀代の自由人の声を聞く時代
詩文、絵画、音楽、山登り(スキー、狩り)・・これらにに対する辻さんの感覚、世界を見る眼は、そのこと自体をやっていない人にも届き、著作、作品が読み継がれています。これからも読み継がれるでしょう。
辻さんをWikipediaで調べたら、両親の経歴、本人の生き方、全て信じられないレベルで凡人離れして、びっくりしました。世界が不安定で、これまでの価値観が崩れている現在、いまこそ、辻さん、さらに、猪谷六合雄さん、金子光晴さん、岡本太郎さん・・・。稀代の自由人に学ぶべきです。


写真1 たき火の前でうとうと、最高の時間です
朝までここでごろ寝すれば、なお最高です
写真2 本書の表紙(空を見てごろ寝の図です)

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