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PPP的関心【行政経営フォーラム例会に参加しました】

先週の週末、土曜日、久しぶりに母校の教室に入りました。「行政経営フォーラム」という勉強会に参加した際の教室がたまたまその場所でした、ということでした。現役の学生時代はお世辞にも勤勉とは言えない(所属していたクラブの活動に現れる以外、本当にいるの?疑惑すらあった)学生でしたが、それでも一応懐かしい気分にはなります。

行政経営フォーラムとは

このフォーラムの「設立の趣旨と会員制度について」には

■行政経営フォーラムは、行政機関、NPO、特殊法人、学校、病院などの各種非営利団体、司法・立法機関の経営改革を推進、支援するための社会団体(非営利任意団体)。
■(1)改革の先進事例や理論の研究・調査・普及、(2)個別具体的事例への支援、アドバイス(会員個々人の自発的な無償ボランティアベース。ただし、実費徴収の場合あり)を行う
■活動のベースとして、会員が組織や職業、社会的地位などの枠を越えて、相互に経験とノウハウを交換できる場(インターネット上の活動と実際の会合)を定期的に設ける

同フォーラムホームページより抜粋

とあります。
当日ご登壇・ご参加されていた方々も始め、まさに多士済々の会という言葉が似合う、若者から熟練まで多様なキャリアとお考えを持った集まりです。私自身の活動にも大いに参考になる情報が満載の会です。

今回のテーマと講義

フォーラムメンバーに限定された例会でのコンテンツですので内容について詳細には書きませんが、テーマはこんなものでした

Session#1 行政評価EBPM政策はなぜ検証できないのか
Session#2  監査は改革ツールとなるか自治体監査の可能性
Session#3  日本の組織の「権限と責任」とエリートパニック〜原発事故と新型コロナ対策
Session#4  パネルディスカッション「ユーザー中心の行政デジタルサービスとコロナ時代の参加型民主主義」

研究者、実践者からの話題提供は自分にとってどれも大変興味深いものでしたが、その中で関心を持った話題の一つ、パネルディスカッションのセッションの中で触れられていた加古川市の取り組みとして導入されていたDecidimについてがあります。

気になったこと

以前のPPPにおける合意形成 の記事を書いたときにも少し気になっていたのですが、将来Decidimのような仕組みが浸透・定着していった際に、この仕組みが例えば代議制を代替・補完するような存在になるのか?とか、行政施策の影響範囲(対象範囲)や規模によってはこのプラットフォームに乗りやすい(乗せやすい)乗りにくい(乗せにくい)というようなことが起こるのか?ということが改めて気になったので、パネルディスカッションにご登壇された方々に質問をしてみました。

一部の地方議会の某政党が「民意を把握する」といった使い方をしているといった話もありましたが、まだまだリアルな政治を補完するようなレベルでの使われ方はないようでした。
しかし、こうした仕組みが広がっていくことで小さな声が拾われ、(唐突ですが)そうした大きな予算の枠組みでは掬いきれない(溢れる)予算がシビッククラウドファンディング(注:以前の記事でも日本版CCFのこと触れています↓)のような予算外予算的な資金で実現してゆくといったデジタルによる行政サービスの進化みたいなことを妄想してしまいました。
そんなふうになっていくのでしょうか・・・なると面白くなるなぁ。

これからも行政経営フォーラムでのインプット、多才な人々との交流を続けていきたいと思います。

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