矢部智仁 / Tomohito YABE

合同会社RRP( RRP LLC) 代表社員。東洋大学 大学院 公民連携専攻 客員教授…

矢部智仁 / Tomohito YABE

合同会社RRP( RRP LLC) 代表社員。東洋大学 大学院 公民連携専攻 客員教授。 リクルート住宅総研所長→建設・不動産業向経営コンサルタント企業役員を経て現職。 RRPは地域密着の建設・不動産業を元気に、業界・行政・地域をPPP的取組で繋ぎ地域を元気にする活動を行います

マガジン

  • PPP的関心記事まとめ【公民連携 ケース/事例視察篇】

    これまで書き溜めてきた「PPP的関心」記事の中から、公民連携事例やまちづくりに関わる取り組みなど「現地・事例」を実際に自分が訪問して見聞した内容やその中で考えたこと、感じたことについて書いた記事を「公民連携事例視察記録篇」として集めました。 過去記事も増えてきましたので集めることでお役に立てば幸いです。

  • PPP的関心記事まとめ【書籍・調査研究レポート紹介篇】

    PPP的関心の中で、書籍・調査研究レポートなど紹介や読後感想や書籍・レポートからのメモ記録として公開してきた記事を集めてみました。

最近の記事

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矢部智仁(やべ ともひと)の自己紹介です。…この内容はたまに更新するかもしれません

はじめまして。矢部智仁(やべともひと)と言います。私のプロフィールに関心をお持ちいただき、ありがとうございます。 自身ではこれまで過ごしてきた時間を、派手な成功もないけど大きな失敗もない「フツー」な時間を過ごしてきました(少なくとも私自身はそう思っていました)。noteを興味本位で始めた2020年秋頃は、フツーの人がnoteとかで発信する「オモロシロイ」ことなんて無いよなぁ、などと思っていたこともあって、すぐに書くことをやめてしまいました。ただ、最近になって、これから「自ら

    • 台湾視察:DAY3。社團法人亞太公私合夥建設 (PPP) 發展協會、國家發展委員會、空港PPP事業者 訪問記録

      とても長いタイトルになってしまいましたが、2024年3月初旬に行った東洋大学PPPスクールの現役院生・OB・客員を含む教員との台湾公民連携関連の視察ツアー記録 3日目の記録です。 3日目は台湾においてPPP事業の拡大、発展を支援する民間団体(と言っても元政府関係者や大学関係者、実務家など「主役級」の多彩な顔ぶれの団体)の訪問、「JOIN」という台湾の国家発展に関わる政策推進のためのデジタルプラットフォームを運営する部門への実態ヒアリング、最後に松山、桃園という主な国際空港の「

      • 台湾視察:DAY2。台中駅PPP事例視察と財務部PPP当局&台北市政府メンバーとの交流・ディスカション

        バタバタしていてあっという間に1ヶ月が経ってしまいました…(反省) 2024年3月初旬に東洋大学PPPスクールの現役院生・OB・客員を含む教員とともに台湾の公民連携取り組みに関する視察ツアーを行いました。 二日目は2か所を訪問。午前中はTHSRを使って台中に移動し旧・台中駅という歴史的建物の保存・活用+台鉄保有資産の有効活用(駅前再開発)を一体化したPPP(対象不動産とゾーンによってBTOとROTとOTを組み合わせた公民連携)についてお話しを伺いました。 午後は台北に戻って台

        • 台湾視察記録:DAY1 MaaS推進のPPP@台湾政府(高雄市の事例ヒアリング)

          2024年3月6日から10日まで、東洋大学PPPスクールの現役院生・OB・客員を含む教員と台湾の公民連携取り組みに関する視察ツアーに出かけました。 6日は現地に入る移動日ということで、その日の午後から活動。 初日は台湾政府交通部(Ministry of transportation and Communication)の運輸研究所(Institute of Transportation Technology and Information System Division )の

        • 固定された記事

        矢部智仁(やべ ともひと)の自己紹介です。…この内容はたまに更新するかもしれません

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        • PPP的関心記事まとめ【公民連携 ケース/事例視察篇】
          24本
        • PPP的関心記事まとめ【書籍・調査研究レポート紹介篇】
          20本

        記事

          PPP的関心2024【中心市街地@シドニーの街中で見かけたメッセージ「Rich heritage always envolving 」】

          少し前、2024年2月の初めにシドニーに行った際の写真メモから、トラムの敷設をはじめとする街中の使われ方や中心市街地開発の様子を記録しておきたいと思います。 仮囲いに記された写真とメッセージ2018年に大学のメンバーと視察に行ったときはまだこの通りのトラム路線は工事中でしたが、すっかり「市民生活の足」「観光の足」になっていることがわかりました。今回の訪問でも、OPALカードを購入し、トラムだけではなくバス、フェリーなどフル活用しました。 トラムに乗ってみたぞ!というのがこ

          PPP的関心2024【中心市街地@シドニーの街中で見かけたメッセージ「Rich heritage always envolving 」】

          PPP的関心2024【フードデザート(食の砂漠)という言葉と再開発】

          今回は自分向けにの記録メモ、かつちょっと前のニュース記事をネタにした投稿で大変恐縮ですが 、2ヶ月ほど前(昨年の年末)のニュースで見つけた自分の中ではインパクトがあった言葉があります。 その言葉は『フードデデザート』です。 フードデザートとは#日経COMEMO #NIKKEI 記事中でも紹介されていた研究、「東京都心部における高所得層の増加に着目した低所得層の買い物困難化メカニズム ―ジェントリフィケーションが進行している港区麻布・高輪地区を対象に―(2020 中村,浅見

          PPP的関心2024【フードデザート(食の砂漠)という言葉と再開発】

          PPP的関心2024【「合意形成」の手法と姿勢について】

          今年の初めにも合意形成について書きましたが、実はそれ以前(2022.1)にも書いています。 以前のnoteで題材にした記事は加古川市の例を用いた「合意形成ツール」に関するものでした。合意形成実現の手順・基準・手段のうち手段の一例としてインターネットツールを用いた取り組み例です。 PPP的な手法による行政サービスの提供では、それぞれ考え方や優先順位の異なる立場(行政と民間とか)や異なる状況や属性(年齢、家族構成、収入の違いとか)を持った人々が、地域社会におけるお互いの主張の

          PPP的関心2024【「合意形成」の手法と姿勢について】

          PPP的関心2024【視察メモ@廿日市市・広島、山陽小野田・山口③「注目のLABV方式」先行事業例】

          東洋大学PPPスクールの先生、メンバーと一緒に行った「視察メモ@廿日市市・広島、山陽小野田・山口」のその①、その②(以下のリンク) に続く第三弾。2日目に訪問した山陽小野田市のLABVプロジェクトについての記録メモです。 山陽小野田市LABVプロジェクトとはLABV方式については過去(H26のレポート)の内閣府のHPにも「英国における定義」などについて示されています。そこには「一般的に公共が不動産、民間が資金を出資して、議決権 50:50(*矢部注:事業体形式によって議決

          PPP的関心2024【視察メモ@廿日市市・広島、山陽小野田・山口③「注目のLABV方式」先行事業例】

          PPP的関心2024【視察メモ@廿日市市・広島、山陽小野田・山口②「廿日市市地域医療拠点等整備 PRE事業」】

          東洋大学PPPスクールの先生方、メンバーと一緒に行った視察メモ@廿日市市・広島、山陽小野田・山口の①は「まるくる大野」に続き、今回はその2として廿日市市が行った地域医療拠点等整備事業の視察記録です。 廿日市市地域医療拠点等整備事業とは個人的な注目点1。地域課題への対応方針と先手を打つ不動産取引への参入今回の事業用地はもともとは大手SCの店舗だったそうです。地域の変化に伴いSCが撤退することになった際、跡地の行方は民間による土地取引に委ねられるのが一般的なわけですが、一方で行

          PPP的関心2024【視察メモ@廿日市市・広島、山陽小野田・山口②「廿日市市地域医療拠点等整備 PRE事業」】

          PPP的関心2024【視察メモ@廿日市市・広島、山陽小野田・山口①「まるくる大野」】

          年が明けて3週目。今週は広島・山口・栃木・大阪と結構動き回りました。それなりに疲れましたが、とても学びの多い1週間でもありました。 今回は動き回った記録の中から、東洋大学PPPスクールの先生、メンバーと一緒に視察にお邪魔した廿日市市・広島、山陽小野田・山口の公民連携事例の視察記録を記事にします。 「まるくる大野」視察メモまるくる大野は従来から提供されていた行政サービス(市民センター、体育館、図書館)に加えて新たに「子育て支援機能」を備えた複合施設です。 行政の視点で言えば、

          PPP的関心2024【視察メモ@廿日市市・広島、山陽小野田・山口①「まるくる大野」】

          PPP的関心2024【2024年4月から始まるPPPスクール「プロフェッショナルコース」の紹介】

          先週は新年早々風邪ひきの症状で難儀をしました。高熱とかそういうのではなく喉の腫れ痛みが主な症状で、話して人に伝えるという役割を負っているのに喋れない、ということでなかなか大変でした。 と私の健康の話はさておき、今回は所属するPPPスクール(東洋大学 大学院 公民連携専攻)のトピックを紹介することにします。 改めてPPPスクールとは詳しくは東洋大学PPPポータルに詳しく記載されていますが、Public(官・公)、Private(民・市民)、Partnership(連携)を学ぶ

          PPP的関心2024【2024年4月から始まるPPPスクール「プロフェッショナルコース」の紹介】

          PPP的関心2024【「合意形成」の難しさについて考えさせられたニュース】

          PPP的関心2023#34(2023.09.03)を最後に2023年の発信をしばらくお休みしていましたが、久しぶりに『PPP的関心』を再開します。書くのを休みにしていた理由にはこれというものがあるわけでもなく、100週連続投稿(PPP的関心2023#30)に到達してちょっと休もうかなぁ…そんな気分になっただけ、というのが正直なところです。 でも。せっかく続けてきたnote連載でもあるし、少ないながらもフォローをしてくれている方々もいることだし、そろそろ再開しようかなということ

          PPP的関心2024【「合意形成」の難しさについて考えさせられたニュース】

          PPP的関心2023#34【リサイクル率日本一、サーキュラーヴィレッジ・大崎町を訪問】

          酷暑が続いた8月の終わり、熊本でいただいた仕事の機会に合わせて、サーキュラーヴィレッジ・鹿児島県大崎町を訪問するツアーにもお誘いいただきました。今回は大崎町で見聞したことのメモです。 きっかけは焼却炉を持たない町のごみ処理問題 人や建物が集積して暮らしが起これば、少なから動脈としてのエネルギーや食糧の取り込み(自給も含め)をどうするか、静脈として廃棄物の排出をどうするかという都市的問題が生じるわけですが、今回視察した取組は大崎町で25年前に顕在化した都市の静脈問題がきっかけ

          PPP的関心2023#34【リサイクル率日本一、サーキュラーヴィレッジ・大崎町を訪問】

          PPP的関心2023#33【久しぶりに思い出したメモ。Value Creation and Capture Framework】

          フェイスブックの「思い出」は、色々と昔の自分の記録を思い出させてくれますが、5年前のちょうど今頃(2018年8月12日〜19日)は「オーストラリアPPP視察ツアー」と銘打って社会人大学院のメンバーと一緒にメルボルンとシドニーに滞在していました。 今回は「短い言葉」ですが、その時の記録の中で改めてPPP的な取り組みが持つ意味みたいなものを再確認させてくれる「Value Creation and Capture」という言葉を記録しておこうと思います。 Value Creatio

          PPP的関心2023#33【久しぶりに思い出したメモ。Value Creation and Capture Framework】

          PPP的関心2023#32【廃校Re活用にみる、官民双方に試される「変われる力」】

          先週の投稿でNewマガジン計画中と書きましたが、今週はこれまでの続きのPPP的関心というタイトルで視察記録的な記事として、先日訪問した京都府福知山市の「廃校Re:活用プロジェクト」について見聞して再確認したことを整理して書こうと思います。 京都府福知山市。廃校Re活用プロジェクト京都府の北西部にある福知山市。実際に足を踏み入れたのは今回が初めてでした。いざ行ってみよう、となると案外アクセスはよく、「北近畿の交通の要衝で京都や大阪、神戸などの大都市へのアクセスも容易」というコ

          PPP的関心2023#32【廃校Re活用にみる、官民双方に試される「変われる力」】

          PPP的関心2023#31【101回目からのRe:○○○○ 思考中】

          連続投稿は今回で101回目。 これまでの100回、RRR的関心では矢部が気になったニュースや注目した取り組みや書籍、訪れた現地などまさに「私の関心ごと」について雑多に書き連ねてきました。 100週連続の区切りをつけたのち、これからのことを考えてnote連載も媒体としての使い方というか中身というか、なんならマガジンタイトルも含めて色々変えてみようかなと思い立ちました。 この先どんな感じにしてゆくかあれこれ試行錯誤中です。近々に新たな連載(マガジン)を開始したいと思っています。

          PPP的関心2023#31【101回目からのRe:○○○○ 思考中】