食卓を囲むには、4人がいい。
過ごし方と人数の話がある。
例えば、話の効率を上げるには3人がいいとか、深い話をするなら2人とか、6人になると同じ会話を全員でするのはきついとか、逆に送別会や歓迎会、パーティーなら多ければ多いほどいいとか、そんな話だ。
そういう類の中で、4人という数はどこにはまるのか。
最近、それは食卓であるような気がしている。
家で2人だと、食べるので精一杯だ。あまり話ができない(僕が食い意地を張りすぎているだけかもしれない)。3人だと一席空いているというのが、閉じられた空間の中でなんとなくバランスが悪い。5人以上はもはやホームパーティーだ。
食卓は4人がいい。
誰かがキッチンにいっても、トイレにいっても、3人いるので同じテンションで会話が継続する。話を聞きながら自分の考える時間を持つことができる。ぶっちゃけ、ご飯やお酒の美味しさに酔いしれて話を半分しか聞いていなかったとしても、なんだか許される。
積極的に特定の時間を共有しているにも関わらず、サボれるという包容力ある空気が4人の食卓には降りてくる気がするのだ。
あとは食卓であって、宅飲みではない。だから椅子に座るというのも大切だ。床に座ったり、ソファーに体を預けるのではなく、ある高さの視野や目線を一緒に持つことが結構なポイントでもあると思う。
これが外食になると、他のお客さんもいるためかやはり予想以上にどこか気を張ってしまう。それに流れる空気感はお店に多大な影響を受け、食卓特有のものと同じにはならない。そろそろ出なきゃという脅迫もなんとなくある。
気のおけない仲間が揃った4人の食卓は、とても特別なものになる。なんかすごいポテンシャルあると思う。
定期的にまたやっていきたいなあ。
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