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途方に暮れたら、とりあえず分解する

楽をしたい。
厳しい状況にいるときほど、そんな思いはやってくる。

イケイケどんどんのときは、それが楽しくて楽しくてしかたないから、ハードワークでも辛さにこれっぽっちも気づかない。

問題はやっぱり苦境に立たされたとき、上手く結果が出ないとき、大きな山が目の前に立ちはだかったとき、どうするか。

そんなときは当たり前な解答だけど、一人で抱え込まないことと自分に甘えないことだと思う。ただ、なんだ精神論か、と思われてもなんなので、その具体的なやり方を今の自分への整理の意味を込めて、置いておこうと思う。

1. 苦境をつぶさに観察して課題を全部書き出す
2. 課題をやばい順(or 伸びしろ順)に並べる
3. 解決しうる行動 and 依存関係を考える
4. 一つの課題における行動が多すぎて頭を抱えたら、課題が大きすぎる証拠なので1に戻って課題を小さく分解する
5. その行動は自分一人できるのか、できなければちゃんと説明して頼る
6. やる

仕事でぶち当たる壁は一人でこなせないことが多い。そのときにまず大事なのが4だ。問題や課題をどこまで細かく分解して整理できるか

例えば、売上数字が今まで1000万円だったのに、来期は1億円になった瞬間、頭がフリーズする。何から手をつけたらいいか分からなくなる。そんなときは分解する。

1000万という数字から売上をもっと伸ばす上でボトルネックになるのはどこか。プロダクトなら?マーケティングなら?セールスなら?CSなら?1億いう目標が立てられるのだから、それぞれに伸びしろは絶対ある。伸びしろがあるなら課題がある。それぞれに要素を分解して探す。

さらに課題に依存関係がないかどうかも確認する。とある新機能をつければ、売れる見込みがあるとしたら、プロダクトを改善しないかぎり、マーケティングがアピールもできないし、セールスにいくこともできない。もっと細かいレベルでも依存関係は存在するし、それがかなりキーになることが多いのでちゃんと整理する。

その整理ができればできるほど、人への頼り方が明確になる。そこまでやって初めて頼る権利が出てくるかなと思う。責任のある、人への甘え方というか。そんな気がする。

あとはもう6だ。やるしかない。一人だったら全うするだけだし、仲間がいればスクラムを組んで立ち向かう。本当にここは頑張りどころ。

仕事のできる人は、1〜4の切り分けに"慣れている"。サクサクっと見つけてしまうので優秀か!と一言で済ませたく思ってしまうけど、長年の経験から培った技術なのだ。だから訓練次第ではだれでも身につけられるものだ。そう思う。

厳しい状況に立たされ続けるのは嫌だし辛い。でもそこから抜け出すのはやっぱり自分でしかない。他人を頼るにも責任を持って頼るべきだし、そのためには自分には甘えるな、がベース。そう自戒する。


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