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欲と言葉を投げかけてわかること

昨晩に妻と、「〜〜したい!」と思っていることを言い合う暴露大会をした。ルールは二つ。一つは「いつか〜〜したい」という遠い夢よりは、「今、〜〜したい」という近い未来のことを一個ずつ交互に言うこと。もう一つは、それに率直なコメントしていくこと。それだけだ。

深く考えずに始まったのだけれど、これがまたけっこう面白い。いい点が3つあるなと思ったのでまとめておく。

①自分の本気度がわかる
②優先順位度がわかる
③足りないものがわかる

自分の本気度がわかる

生きていれば、欲は絶え間なく湧き続け、渦巻いている。そんな中から無意識的に選ばれる欲は、口に出てきたタイミングで意志になって変わって出てくる。

自分で言いながら「あ、意外と自分はこれに対して本気じゃん」と、初めて気づくものが多いのである。

優先順位がわかる

欲は頭の中に同時に存在できるけれど、誰かに伝えるには一つずつ選ぶしかない。お互い一つずつというルールによって、頭が勝手に自分が大切にしたい順に出力してくれるのだ。

あとであっちの方が優先順位が高かったかもしれない!と思うこともあるかもしれないが、とっさに出てこないのだから、それは優先順位が低いものだと見直す。オセロや将棋と同じで、さっきのやっぱなし!はNGだ。出てきた順番に、素直に。

足りないものがわかる

これは自分をよく知っている人とやったら尚効果があるのだけれど、「〜〜したい!」に対して、そうするならこうしなきゃいけないよね、これが足りてないよね、という具体的な指摘をしてもらえるのだ。

分かっていることも改めて言われることはチクっと刺された気持ちになるかもしれないが、他人から見ても足りないのだから絶対的に足りないものということだ。次の具体的なアクションになるのだから、そのままちゃんとキャッチする。


という3点が、この「〜〜したい!暴露大会!」のいいところである。

こう整理してみると、他人に伝える以上に結局は全ての言葉が自分に返ってくる点がこのやりとりで非常にいいところなのかもしれない。

とは言え、最初から壁打ちをするつもりで話し出すと、ただの相談になってしまうのであんまり面白くない。深く考えずに欲求をポイポイ投げまくることが多分キモなのだろうと思う。

ちなみに僕のTOP3は「デザインの勉強をしたい」「服が欲しい」「海外に住みたい」でした。細かなセンスに意識を注ぎ、勉強しながらお金を稼いで、余計なものに使わず、海外の学校に行ったら全部叶うかもな。


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