優柔不断な私は、損をして生きている?
私は物事を決められない。
食べたいものが決まらない。
聞きたい音楽が決まらない。
遊びたい場所が決まらない。
話すタイミングを決められない。
連絡をするか決められない。
素を出していいのか決められない。
そして生きる先を決められない。
歌作れそうだね。
…ダメか。
私の決められない理由は、たぶん2つある。
ひとつは「どちらでもない」が多いこと。もうひとつが、影響を受けやすいということ。
私は迷ってばかりだ。
迷うと、不安が募る。
親にも親しい人にも、
「あなたは考えすぎなのよ」
よく諭される。
特段考えようとしているわけでないのだけどなぁ。
きちんと好き嫌いはある。
卵は大好きで、特に卵焼きが好き。
だしの効いた甘くないやつ。
アスパラとウニは嫌い。
匂いが移るのも嫌。
ドラえもんはいつだって私のヒーローだし、ポケモンはいつだって私をワクワクさせてくれる。
文章を書くのは楽しいし好き。
気持ちを吐露するこの紙面や、画面と向き合っている時間が幸せだ。
好きなものは好きだし、嫌いなものは嫌いだ。
ただ私は、「どちらでもない」が異様に多いのだ。
緑茶でも紅茶でも麦茶でもいい。
オレンジでもアップルでもチェリーでもいい。
全部美味しいから。
でも好きか?と言われれば答えに詰まってしまう。
これが、私の決められない理由。その1。
大阪に友達と旅行に行ったことがあった。
帰ってきた時、口調が完全に関西弁になっていた。
かっこいい主人公が出てくる小説を読む。
すると私は、次の日から彼のように大胆な男気を見せたりする。
大学時代。行動力が高い先輩がいた。
彼女と一緒にいる時は、自然と大胆になれた。
適応能力が高いのか。
それとも私が相手の鏡のようになっているのか。
これがもうひとつの、私の決められない理由。
私の、"優柔不断"な理由。
中学をどこにするか決める時。
私は友達と同じ場所という理由でそこにした。
高校を受ける時。
親に最初進められた学校を第1志望にした。
特に行きたい高校はなかった。
大学受験。
私はサッカーがやりたいがために大学を受けた。
サッカーできるならどこでも良かった。
受かった大学に4年間通った。
それなりに充実した時間を送ったと思う。
そして今。
私は次の行く先を決められずにいる。
サッカーを大学でやって来て、学んできて、私はそれを仕事にすることが出来ないと悟ってしまった。
私の手元には、何も残っていないような気がした。
私の好きな物が何かさえ、見失いかけた。
ただ、就職の話をしたいのではない。
私は生きる先を話したい。
好きなものは、その辺にころがっていた。
よくよく見渡せば、その辺にあった。
そこを足掛かりに私はnoteを書いている。
でも生きるためにはお金を稼がねばならない。
一人で生きていくのは困難なことだ。
好きなことでも、お金にならなければ社会から必要ないと判断されてしまう。
なんだか悲しいことだ。
就活は、私を惑わせた。
「休日120日以上」「福利厚生充実」「プライベート大事」
ねえ、それって本当に魅力?
あなたの会社は「それが好き」で働いている人がいないってことなの?
ここがとても引っかかった。
かと言って、私のようにバイトで食いつなぐのも違う。
私のやりたいことにそぐわない今の場所にいても仕方ない。
きっと私は、適応能力が高いからどこにいっても上手くやる。
生活出来る。
でも、それじゃいけないと思う。
今抱いているこの不信感を忘れてはならないと思う。
やっぱり考えすぎ?
だから、手段として考えることにした。
私が今働くのは、近い将来好きなことをするため。
そのための資金調達と経験調達だ。
だったらある程度お金が貰えて、自分の能力が生かせる職場に務められる。
私は優柔不断だから、この考えも変わるかもしれない。
それでも私は、夢を捨てない考えは変えない。
絶対に。
だから、出来れば私のやりたい経験が出来る職場がいい。
私は優柔不断でも、ゆずれないものはある。
それが私だと思っている。
パスピエが好き。
卵焼きが好き。
彼女のことが好き。
歌うのが好き。
サッカーが好き。
書くことが好き。
だったらそれに沿って生きていこう。
私は損をしていると思う?
親は、「あなたはなどうしてそんなにイレギュラーな道を行くの?」と呟いている。
じゃあ、「レギュラー」ってなんだ?
答えてよ。誰か。
私は、損なんかしちゃいない。
あなたの生活のプラスになりますように…。