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「女を売りにしている」と言われるのが死ぬほど嫌い

ものすごく苛立つ。

そもそも私は女だ。女であることから逃れられないので、女を売りにしていない証拠なんて見せられない。「違う」と言いつつも、女であり続ける限り「違う」ことを証明できない。

何かいいことがあったら、それだけで「女だから」と言われる。

私は、女を売りにしているつもりじゃない。強いていうなら、自分を売りにしている。

私が女を売りにしていることを、または女を売りにしていないことを、どうしたら証明できるだろうか。

性別を消すしかないのでは。

性別を消すことでしか、フラットに考えられないのでは。


女であることや見た目などを「売りにしない」ように徹底するには、わざとボーイッシュな格好をすれば良いのか?清潔感無く、汚くすれば良いのか?中性的に見えるように整形すればいいのか?男と一切関わらなきゃいいのか?

私のことを「女を売りにしている」という人は、じゃあどうしたら女を売りにしない生活が営めるのか教えて欲しい。

私の性別が女である限り、「女を売りにしている」というセンスのない言われから逃れられない。非常にうざいことだ。

自然に生きているだけだ。女を売りにしないために、わざと中性的になる方が不自然だ。別に自分の性別に違和感を持っているわけでもないのに中性的になるのは、セクハラみたいだ。

どうやったら「女を売りにしている」に対峙できるのだろうか。

世の中の「どうせ若いから」「どうせ女だから」「どうせ可愛いから」を蹴り飛ばしたい。

その人が若いこと、女であること、可愛いことは事実なので仕方ない。「若さ、女、可愛さを封印して実力で勝負しろ!」みたいな。実力とはどこからどこまでか。努力で手に入れたものしか実力と呼べないのか?親のコネクションだって、いいじゃないか。全部ひっくるめて実力だ。わざわざそれらを封印する方がおかしい。

「高学歴だから」「教員免許があるから」「体力があるから」って「高学歴や教員免許や体力を封印して実力で勝負しろ!」とはならない。私からしたら、体力がある人は羨ましい。体力がない人と比べたら、明らかに人間として負けている。だから、「体力を売りにしている!」「体力はずるいから封印しろ!」とはならない。「良いことだ」で終わり。

若さも性別も可愛さも実力というか事実なので、それを背負いながら自然に生きやすい場所、求められる場所で生きればいいだけだ。

気持ち悪い批判が嫌いだ。

私は若いし女だ。それを封印する必要はない。封印できない。だって、23歳だし女だから。戸籍がそう言っている。


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伊藤七 | 書く人
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