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アサーションで凶暴な父🦖と話してみた

こんにちは

GWも終わりましたね〜 あっという間。

今日は前々回書いた父との問題について。少し変化があったので、忘れないように記録します。


実は昨日長風呂をしていて、、、

ぼーーーっとお風呂に入っていたら、突然こんなことを思いました。

父親に自分がどう思っていたのか言えないままだと、一生このままだ。これからも言いたいことも言えないままだ。相手が理解したり、どう受け取るかは相手次第だけど、私がどう感じていたのかを言わないとダメだ!!!

なぜこんな事を突然思ったかというと、最近彼に言いたくても言えていないことが見つかったから。

それは私の本心であり、相手の気持ちも聞いてみたいと思いながらも怖くて聞けずにいた部分。

もうその部分を無視したままだと、定期的に来る気分の落ち込みや「このまま付き合っていていいのだろうか?」という不安や疑問にいつまでも悩まされることになると気づいたし、もう前に進まないといけないと思ったから。

彼を父親と同じように「私の気持ちや考えを聞いてくれない人」だと思ったり、彼をそういう人にしているのは自分だと気づいたから。

そして、カウンセリングで過去のことはかなり癒された状態で父親と話したらどうなるんだろう??と単純に気になりました。 

彼に伝える前の予行練習だと思ってやってみるか。。。と父にLineしてみることに。笑



〜まず私が聞いたことと、父親の回答〜

① 子どもが本当に嫌がっているのに、スキーを無理矢理続けさせたという感覚はある?

そんなに嫌がっているのは伝わらなかった。 何でも楽しい部分や楽しくない部分がある。子どもが嫌だと言ったら、全て子供の言う通りにはしない。


②なんでそんなにスキーを続けさせることに執着した?

何事も長く続けると人様の前でもうまいと言われるようになる。要は長く続けることで上達するし、生きていく上で自信を持たせたかった。

うちは子ども3人とも女の子だったから、成長するうちに男親とは接点がなくなっていく。スキーを通して、遠征に行ったり、親子で喜んだり、悔しいと思ったり、色々な気持ちを共有できたことは、自分(父親)の財産だと思っている。

今でも子どもにスキーを教えているのは、そうした時間が楽しかったから。



まあ、びっくり!!やっぱり楽しかったと思っていたんだな〜笑

そして、子どもと関わるツールだと思っていたことにも驚いた。

私の認識では、もはや私や妹をいじめるためのもの。嫌な気持ちにさせようとスキーを辞めさせないんだと思っていたから。

昔の過去の気持ちが癒されぬまま同じ質問をしたら、きっと父親の言葉を聞いたとしても、「なに偽善者ぶってるの?なに突然親ぶってるの?なに綺麗事言ってるの?」と思ったと思う。

何一つ父親の気持ちや意図がこちらに伝わっていないことにすっっごく驚いた〜〜。想像以上。。。。笑

でも伝わっていないのも、ある意味当然だと思う。

だって、そう言ったことは一回も言われたこともなかったから。

もしこれが当時言葉にして伝えられていたら・・・。

私の人生はどれだけ違ったんだろう。と思った。



今回父と話す上での決意

私たち家族の中では、スキーの話はタブー。その話を持ち出すなら、誰かの涙や血は覚悟。笑 くらいの感じで、本当にタブー。

だからこの話を出した時に、「なんで今更そんな話?」ときて、LINEなのに空気が凍った。笑

でも、そこで自分の人生が止まったままなこと、それが理由でカウンセリングを受けていることを初めて伝えてようやく、話ができる空気になった。

いつもスキーの話をするときは「父親のせいで人生が台無しになった。父親の言うことは絶対信じない。どうせ子供のことなんかどうでもよかったんだろうし、邪魔だから傷つけたかったんだろ。」と言う気持ちがあったから、私の言葉も全て喧嘩腰になっていたと思う。

でも、今回はアサーションを実際に使ってみたらどうなるのか??と言う検証も兼ねて笑 喧嘩には絶対に乗らない。と心に決めて会話に臨んだ。


ふっかけられそうになった喧嘩を見事回避したお話


いつも父と話すと絶対に傷つくし、嫌な気持ちになる。

今回も父親の発言でカチンときた言葉があった。

「スキー以外でうまいと言われるほどのものがありますか?私が知らないだけであるのかもしれませんが、スキーは上手くなったよ。」

これを言われて、

「お前はそれ以外何も取り柄ないだろ?俺のお陰でスキーは上手くなった。」

と私には聞こえた。きっと父親が言った文を見ても、受け取り方は三者三様だと思う。同じように感じる人、全然違うように受け取る人、、、。

でもこの文の解釈こそが、父との関係性や私の受け取り方の癖が如実に現れていると思う。私が持っている父親を見る目のフィルター(この人は私を傷つけるというフィルター)が、父親が言った言葉以上にひどい言葉に脳内で自動変換されている。自分の気づかないところで。。。

自分の思い込みや、人の言葉を素直にそのままの形で受け取れないと、こういう風に相手の意図とは違うように受け取り、傷つき、相手を悪者に仕立てる思考回路が出来上がってしまっていたのかなと、この会話を振り返りながら思います。

だから父にはこう返しました。

「そう言われると、スキー以外何も取り柄がないと聞こえるから傷つくし、そう言う言い方は失礼だと思う。」

ここでアサーション的に返しました。ここではアサーションがどんなコミュニケーションなのか簡単に説明。


アサーションとは・・・

相手の意見も尊重しつつ、自分の意見を伝える方法。

その中にI Message(アイ メッセージ)というものがある。文の始まりの主語を「私」にして、相手に伝える方法。私がどう感じたのか、私はどう思ったのか、私はどうして欲しいのかを伝える。

私はそうされると悲しい。私はあなたのこの行動でこう感じる。私はこうしてもらったら嬉しい・・・etc これの何がいいかというと、相手に格段に自分の気持ちや要望を受け取ってもらいやすくなること。

例:私は電話を折り返してもらえないと、私のことどうでのいいのかなって心配になる。

  私はLINEの返事がないと、何か悪いことを言ってしまったんじゃないか心配になっちゃうから、時間ができたら返事をしてくれると嬉しい。

その反対にYou Message(ユーメッセージ)があります。I Messageとは逆で、主語が「あなた」から始まる文のこと。この文は、Youで始まるので相手への批判や不満がストレートに伝わってしまい、相手が攻撃されている!と思って、抵抗や喧嘩に発展するパターンが多い。

例:あなたっていつも私が電話をかけても繋がらないし、折り返してこないよね。

  あなたは全然LINEを返してくれないよね。

こんな感じなのですが、伝わりますか?このYou Messageに込められている攻撃性。。なんだか嫌な感じが伝わりますか・・・?

私は初めてアサーションとこのI MessageとYou Messageを知った時、衝撃でした。確かに全然違うけど、こんな風にI  Messageで伝えられる人なんてこの世の中にいるのか!???と思いました。笑

それは私はこういうコミュニケーションスタイルを持った大人の中で育っていなかったから。そんな風に自分の気持ちや意見を伝える方法があるなんて知らなかった。そして私のコミュニケーションスタイルも、時にはどこか攻撃性を孕んでいて、受け取りにくいものだっただろうなと気づきました。

それからは、なるべくI Messageの文を考えてから、彼にも他の人にも伝えています。


I  Messageで伝えたら、信じられないことが・・・


話を戻しまして、「そう言われると、スキー以外何も取り柄がないと聞こえるから傷つくし、そう言う言い方は失礼だと感じる。」と父親に伝えました。

そしたら、、、今でも信じられないことを父親が言ってきた。

「生きる上で自信を持つのは必要だから、自信をあげたかった。文字だけだと伝えるのは難しいから誤解を招いてしまう。スキー以外に取り柄がないとは言っていない。「スキーが上手い事」はその人を評価する上で1/100くらいのこと。」

そして、私がスキーを通して生まれた価値観や自己概念(どうせ言っても無駄。自分はその程度の存在etc)についても伝えた。

父親にとっては楽しかった記憶かもしれないけど、自分にとってはそういう記憶じゃないこと。スキーにより生まれた価値観で生きるのが大変なこと。だからと言って責めるわけではないけど、サブストーリーはこうだったってことを知っておいてほしい。とだけ伝えた。

その返事は、「なるほど。」  父親は私の考えや気持ちを受け取ったようでした。


父親との会話を終えて

このLINEで父親に自分の気持ちや感じ方を伝えてみたけど、相手の反応の変化がすごく興味深かった。

自分のコミュニケーションスタイルを変えると、容易に相手の発言も変わることがわかった。

あんなに売り言葉に買い言葉、スキーの話をしたら絶対喧嘩をしていたのに・・。これには本当に驚いた。あの人がそんなことを言うなんて・・・。的な笑


そしてこの会話を通して、スキー問題は「終わったんだな。」と思いました。

父親とのスキーの戦いがようやく終わった。10年以上経ってるけど。笑


前々回にも書いたけど、皆色々な想いや考えを持っていて、子供の時には理解できなかったことも大人になって受け入れられるようになることもある。

それが、これだった。

あの時の苦しみや悲しみ、傷は永遠に消えない。またいつか思い出してムカついたりするかもしれない。

でもほとんどはこれで消化できて、完全に過去のもの。にすることができたと思う。

今まで絶対に分かり合えないし、死んでも理解されないと思っていたことを伝えることで、「伝えること」自体恐怖だったからそこは結構乗り越えられた気がする!自信になったというか。 

あの父親にも言えたんだよ?大丈夫、伝えれば伝わる。

って自信がついた気がする。

そして、自分がされたことは絶対繰り返さない。

自分の大切な人にはしない、ここで終わりにする。

という意識が今まで以上にすごく強くなった。


今回の予行練習はバッチリ成功に終わったので、あとは彼に伝えるだけ。

話すのは来週かな〜 どんな結果であれ、なんとなく受け入れられる気がする!

そして、彼に父親との問題解消したよ!って伝えたい。その原動力になっているのは間違いなく彼だから、本当ありがとうしかないね〜

この間の誕生日から、自分でも信じられないくらい色々起きててびっくり。笑


もう人の言葉を裏読みせずそのまま素直に受け取り、

構えずそのままの自分でいる。

これがしばらく自分のテーマ!


今日も読んでくださりありがとうございました!

良い休日を。








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