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シリーズ"引き際の名言" episode1

「我が巨人軍は永久に不滅です」

"ミスタープロ野球"と呼ばれ、選手・監督として数々の偉業を成し遂げた長嶋茂雄氏が引退の際に残したこの言葉は球史に残る名言になっています。

スポーツ選手の引退、アイドルの卒業など、有名人が"引き際"に残す言葉は何かと注目されます。

これからシリーズで、私の印象に残っている"引き際の名言"を紹介します。

記念すべき第1回はこちらの言葉です。

「最後の最後にかっこいいパパを見せれました」 プロ野球 横浜DeNAベイスターズ 小池正晃

小池さんは横浜生まれ横浜育ち。
高校野球の名門・横浜高校で松坂大輔選手や後藤武敏選手らと甲子園優勝を果たしたのち、横浜ベイスターズに入団しました。

プロではタイトル争いをするような目立った選手ではありませんでしたが、堅実な守備やバントに加えシーズン20本塁打を記録するバッティングでチームを支え、横浜と中日で活躍しました。

そんな小池さんは2013年、二軍と一軍を行ったり来たりするなか引退を決意し、地元横浜スタジアムで引退試合を迎えます。

高校の同級生でもありチームメイトの後藤さんや大切な家族が見守る中、なんと2本のホームランを打ったのです。

その試合後のセレモニーにおけるスピーチで小池さんはこう語りました。

「今年1年、本当に辛いかっこ悪いパパでしたけど、最後の最後にかっこいいパパを見せれました」

その言葉に球場は拍手に包まれました。
シンプルな言葉ですが、とても素敵な引退スピーチでした。

小池さんの息子も現在野球をやっているみたいです。今後、かっこいいパパのように活躍する日が来るのを願っています。

以上、"引き際の名言"の記念すべき初回でした。今後、いい言葉を見つけ次第、エピソードとともに紹介していきたいと思います。

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