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私が忘れられないイケ麺たち

「我が人生にラーメンあり」。

私は北九州出身で小さい頃からラーメン屋が第二の家であった。大学進学で大阪に引っ越したが、その大学の前の通りは当時13軒ものラーメン屋が立ち並ぶ「ラーメン激戦区」であり、貧乏下宿生の私は大変お世話になった。

そんな環境で育ったからこそ、今回はラーメンをテーマに書こうと思う。私が今まで食べた忘れられない3杯を紹介する。

1、ラーメン 金龍
福岡と北九州をメインに展開する西日本のラーメンチェーン。飲んだ後の〆に立ち寄れるような駅チカではなく、郊外の店舗が多い。いかにも博多ラーメンらしい細麺のとんこつラーメンが美味である。幼少期は父に連れていってもらったり、友達と自転車を飛ばして通っていた。ラーメンの味もさることながら、餃子をみんなでシェアしたり、漫画を読んだりと親子や友人同士の思い出がたくさんあるので、今も帰省したら当時を思い出しながら、麺をすすっている。

2、拉麺ノスゝメ 諭吉
関西大学の正門から阪急関大前駅に向かう通りにあるラーメン店。「石を投げればラーメン屋に当たる」と言われるほど、数多くの店がひしめく通りにおいて、わりと人気を誇っている。この店で一番美味しいのはまぜそばである。太めの麺に細切れのチャーシューなどが乗っかった一杯をかき混ぜ、濃厚なたれに絡める。他のまぜそばとは一風変わった味だが、一度食べるとやみつきになる。最後は残った具とたれにライスを入れて食べる。まさに麺がライスの前菜であったかのように感じてしまうほど美味である。今まで食べた汁なしの類でこのまぜそばに勝るものはなし。この原稿を書いているとお腹が鳴り始めた。

3、つけめん さなだ 千住本店(写真)
北千住駅から10分ほど歩いた細い路地にある一見麺屋とは思えないたたずまいのつけ麺店。こってりしていながらもどこかさっぱりさを感じさせる鶏のスープにもちもちの麺がよく絡む。やわらかい鶏のチャーシューも美味しい。つけ麺は食後のスープ割も楽しみだが、油そば風の「替えあつ」という替え玉がもう1つの楽しみであり、スープにつけて食べるのも、油そばのようにそのまま食べるのも美味である。また、ホールスタッフは和装風の衣装に身を包んでおり、どこか非日常感を感じさせる。この雰囲気もまた最高なのだ。

さあみんなも「推し麺」、「イケ麺」を探そう!

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